阿武隈日記 07/06/11の3
ついにモリアオの卵が……
しょうかんさんから「うちの田圃にモリアオガエルが卵作ったから持っていけば?」と連絡あり。
おお、それは朗報。田圃よりはうちの山葵池のほうが環境よさそうだし、引っ越しさせてもいいでしょ。
……というわけで原人村へ向かう。
獏林道の関所・獏工房に寄って池田さんと話をしていたら、そこにしょうかんさんが来て「今から楽人を保育所に迎えに行くんで、20分待ってて」とのこと。池田さん夫妻とお茶飲んでいると、「すぐそこにも、いかにもモリアオガエルがいそうな池があるんだけど、いないんだよねえ」とのこと。
でも一応その場所を教えてもらう。
しょうかんさんがいつまで待っても戻ってこないので、その場所によってみると……
………………え?

いるじゃん!
なんのこたあない、モリアオガエルの卵が目の前にぶら下がっているではないの。いるんじゃん!

よく見ると、しっかり枝から下がっているのは1つだけで、水の中に落ちてしまっている卵塊が2つ、縁に落ちているのが1つある。枝が折れていて、一昨日の大雨で卵が落ちたらしい。ということは、ぶら下がっているのは、大雨の後に産み付けたやつかもしれない。
しっかり枝についているやつはそのままにして、水に浸かってしまっているやつを拾い上げた。
たっぷり水を含んでぶよぶよになっている。大丈夫なのかなあ。
普通は、気にぶら下がった状態で表面が乾いていき、マシュマロ状態から蒸しパン状態に変化する。その前に水の中に落ちて溶け始めてしまっているわけで、このままだと卵が外に出てしまう(というか、一部溶け出してしまっている)。
触るとびちょびちょで、これではシュレーゲルアオガエルの卵とあまり変わらない。
左のバケツの中が水に落ちていた卵塊2つ。右は縁に落ちていた産み立てらしい卵塊1つ。これは大きくて、水は含んでいないけれど、このままだとオタマが土の上に落ちてしまう。産み立てらしく、表面がまだねばっている。
びしょびしょになってしまった卵塊2つ。これはうまく育つかどうか不安。

これは状態良好。うまく池の上にセットできれば問題なさそう。
びしょびしょの卵塊はこのままバケツの中で孵化を待ち、オタマが出てきたら順次池に移そう。
きれいな卵のほうは、なんとか木の枝にセットできないかと、考え中。
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