阿武隈日記 07/05/08の3

オタマ救出作戦(3)

うちの入り口手前はS田さんとこの田圃。毎年ゴールデンウィークには水が張ってあるのに、今年はずいぶん遅れている。先日、知らない人が来て畦塗りをしていた。どうしたのだろうと思っていたら、ご家族に不幸があったとか。そういえば、この前、買い物に行く途中、葬式をしている家があったっけ。
それで田植えが遅れているのか。
で、まだ水を張っていない田圃を眺めていたら、こないだの雨でできた水たまりにカエルの卵塊が……。

マツモ池に産み付けられたのと同じものだな、これは


で、このままだと水たまりが干上がって卵全滅。あるいは田植え用トラクターが入ってかき回されてしまうかのいずれか。例年だと、今の時期は田圃に水が張られているのだけど、今年は特殊事情でこんなことになったのね。カエルは人間の事情までは知らないから、今年は水が異常に少ないなあとか思いながら産んじゃったのか?
というわけで、救出作戦を決行することにした。100円ショップで買った笊に100円ショップで買った洗車ブラシの柄をくっつけてお助けキットを作成。
しかし、よく見るとあちこちに点在する水たまりにいっぱいいるんだわ。中にはもう孵化が始まって、卵塊を救うと小さなオタマがたくさんこぼれてくるのもある。これはもう死滅必至。
結局、バケツで2回往復することに。マツモ池と山葵池に分けて引っ越しさせた。
うん、まあ、こんなもんだろ。これはあくまでも拉致じゃなくて救出ね。
この卵、どうやらアマガエルらしい。山葵池の水はちょっと冷たいかな。マツモ池のほうが合っているかも。マツモムシという天敵がいるけれど、これだけの数なら生き延びるでしょ。


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