2011/07/11の3
船引で買い物

カラカラの平伏沼を後にして、船引まで買い物に行った。いつもは小野町で済ませるのだが、たまに船引まで足を伸ばす。
お目当てはサンキという衣料品店。しまむらより大きい。しかし、この日は男性ものにいいものが見つからなかった。
パンツ(下着の)とか、どの店でも以前より価格が上がっている気がする。中国の経済発展が関係しているのだろうか。
お隣のヨークベニマルでは福島産の野菜、牛乳、肉が並んでいるが、牛乳などはやはり福島県産生乳使用のものはあまり売れていない。「北海道牛乳」と書いてあるパックが1つだけ残っていた。福島の人間も福島産の牛乳を避ける。これはもう仕方がないこと。
折りしも昨日から、南相馬市の肉牛から暫定基準値超えのセシウムが検出されたというニュースがトップニュースとして全国に流れている。
3.11以降、ずっと田圃に寝かせておいた藁を餌として与えていたというのだから、これはもう酪農家の資質というか常識がないことが原因。
「そんなこと言ったって、原発が事故を起こさなければそもそもこんなことにはならなかった」
……と、反論するおかみさんの姿が映し出されていたが、この一軒がいい加減なことをしたために、全国の農家が大変な迷惑を被った。
現時点で自分ができる最善のことをしていかなければ、他の人たちの生活を奪ってしまう結果になるということを、もっと自覚しなければ。
全頭検査するとか言っているが、無理だろう。すり抜けている汚染食物はたくさんあるはず。もはや、そういう状況で暮らしているのだから、あとはひとりひとりが判断し、自衛するならするしかない。
なんにも気にしないで食べたいと思ったものをどんどん食べるという生き方も、当然選択肢の一つ。それでも、結果としてちょっと体調を崩しただけで、あれ? もしかして内部被曝でもしちゃったのかしら……とか、余計なストレスを抱え込まなければならないかもしれない。気のせいだと分かっていても、気のせい、かもしれないと思う気持ち……というのも、立派な実害だ。
これだけ大変なことをしでかしておきながら、「原子力村」で利権を享受してきた人たちは、今なお人ごとのような顔でものを言う。人間としてのバランス感覚、正常な本能を欠いているとしか思えない。
ダイユー8に行ったら、壊れた猫タワーがあった。
最初は壊れていると思わず、なぜいちばん上には柱だけで床がついていないのだろうと不思議だったのだが、値段が表示されていなかったので店長に確認したところ、壊れていることが判明。
カタログを見ると6980円で販売されていたものらしい。地震で棚から落ちたのかもしれない。それを片づける場所がないのでそのまま、また棚の上に戻したのだろう。
買ってくれるなら500円でいい、というので、喜んで買ってきた。
下の写真の左側、茶色いやつがそう。右のは横浜で買った1980円のやつ。

下から見上げていたときは壊れていたことに気づかなかったが……

ここに乗っていた床というかフロアが折れて消滅している

とりあえずこんな感じで、プラスチックの破断面で怪我しないようにカバー

最終的にはこんな風にしてみた
2011/07/12
暑い

のぼるもぐったり

仕方ないから寝る
暑すぎて家にいられないので、モリアオガエルパトロールへ。
まずはサル池。ああ~、ここも平伏沼同様にカラカラだ。今年産まれた子たちは全滅。

水が一滴もなくなったサル池

卵の残骸

秘密沼にはほんの少し水が残っていた

卵もまだあったが、これは中でミイラ化している可能性も高い

ここで生き残っているオタマたちよ、無事に育て

線量、相変わらず高い

これはまだこれから行けそう
よしたかさんとこの田圃はどうなっているか、チェックしに行ってみる。水が張ってある田圃と、作付けもした田圃が1枚ずつ。トウキョウダルマガエルがたくさんいた。回りの田圃がカラカラだから、必然的にここに集まってくる。

ここのトウキョウダルマガエルはうちのより大きい

水だけを入れた田圃

よく分からないものが生えてきている

作付けした田圃

こういう田圃がいっぱいなければいけないのに……

広い川内村でここだけ、この1枚だけとは……

線量はこんなもの。我が家の室内より少し低いくらい

数年前は天皇家に献上米を出した田圃が、今は作付けをしてはいけないと言われて……

★7月23日 14.00 埼玉県東松山市で福島原発問題について講演会
詳細は⇒こちら
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