百合丘の仕事場周辺を散歩。ジョンがいなくて、ほんとに歩かなくなってしまった。
川内村とはまったく違う風景。あたりまえだけれど。
同じデザインで色だけ違うような家が並ぶ。このへんは雑木林や田園だったのだが、知らないうちに住宅街になっていた。
今はもう、首都圏に家を持って暮らすという発想はないなあ。自分の中に。すっかりそういう考え方が消えてしまっているから、改めてこういう風景を見ても、昔とは違う風景に映る。

今年は節電要請で夏休みが前倒しになったとかで、予定されていた２回の授業が１回に減ってしまった。
それにしてもなんだこの暑さは。
英語学科「共用室」というところに行って涼む。14階建てビルの９階。迎賓館が見下ろせる。
都内の一等地にある大学。贅沢だなあ。地価、ものすごいんだろうなあ。

授業はいつも通り、というか、手応えがないまま90分話し続けただけ、という感じ。
この徒労感は毎年ひどくなっていく。
今年は福島原発震災のことを話したのだが、興味がない学生が多かったのかもしれない。
このおっさん、なんで上智のコンピュータルームで原発の話しているんだ？　と思っただろうか。
毎年ずれている僕のほうが若いってことかもしれない。