2011/06/14
川内村唯一の田圃
朝は曇っていて肌寒かったが、午後から穏やかな天気になった。
よしたかさんの田圃ともえの里を見に行くことにした。
その前に、サル池をチェック。
モリアオの卵は1つ増えていたが、前に見えていたところになくなっている。去年はもっといっぱいあったので、このままだったらずいぶん減ったことになる。
よしたかさんの田圃を見る前に、モンペリに。
11日に行ったときも閉まっていたが、入り口には「月~金 9.00~18.00」という表示を確認していた。今度こそ開いているかしら……。
……開いててよかった。
さすがに陳列棚はかなり寂しいが、頑張って手作り惣菜の棚に商品が
レジで線量を測ったら、驚くほど低い。これは川崎市の仕事場と同じ
若旦那「阿武隈日記にいつも『今日もモンペリは閉まっている』って書かれてて、申し訳ないなあ……と」
ほんと、6度目の正直くらいだよ、今日で。
12日、富岡町から3000人がバスで避難してきたときの騒動を聞かされた。店内にあった「すぐ食えるもの」はすべてなくなったのだとか。
今は埼玉の避難先からここに来ているという。大変だなあ。
仕入れもままならないし、しばらくは苦戦が続く。
さて、よしたかさんの田圃へGO。
おお……なんとも言えない風景だ。
そこだけ水が入った田圃2枚
そばの水たまりにはトウキョウダルマガエルがいた
水から離れられないカエルだけに、今年は試練だ
1枚は水を入れただけ、もう1枚にまばらな作付け
線量はこんなもの。県内の田圃の平均値以下だろう
周囲は手を入れていないので、妙な風景になっている
この2枚に水を入れ、田植えをするだけでも、県や村から大変な圧力がかかったらしい。
なぜ?
よしたかさんは今年の出荷を諦めている。収穫した米が、放射性物質を含んでいるかどうか検査するために作付けを決意した。それをなぜ止めなければならないのか。まったく理解ができない。
村にとっても重要なデータとなる。一体、県は何を考えているのか。
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