2011/06/03
川内村内モリアオガエルパトロール1回目(5)ホットスポットを横断する
平伏沼を後にして下山。帰り道でも目の前に山の向こう側からはみ出したウィンドタービンの頭が見えるポイントがある。この道は線量高い。
下まで降りてから右折して、大津邊山と黒佛木山の間を抜けて国道399へ向かうルートへ。その入り口となる荻はいわき市の外れにあり、今はなんの指定区域にもなっていないが、ここから山越えで399までの間はホットスポットになっていて、相当線量が高い。すでに経験済み。
荻のところで少し車を停めて測っていると
車の中なのにたちまちこのレベルにまで上がった
黒佛木山方向に上っていく
最初のT字路のところで測ってみる
たちまち4μSv/hくらいまで上がった。4μSv/hは、年間で35ミリシーベルト以上にあたる
路上まで計測器を下げるとここまで上がってくる
さらに進んで、再び川内村の端に。このルートはいわき市と川内村の境界線を走っている
ここも、路上ダイレクトでは7μSv/h超え
マリ山方面への分岐点でも計測
家が一軒しか残っていないマリ山地区。3μSv/hを超えている。住み続けるのはきついレベルだ
放射能雲が大津邊山、黒佛木山を超えるときに放射性物質がかなり落ちて、このへん一帯は汚染されてしまったのだろう。
おかげで、大津邊山が盾になってくれて、うちあたりは汚染が薄くて済んだ。地形の妙。
このエリアの田畑は耕作が放棄されていた。いわき市は規制外になったはずだが、これだけ線量が高い土地で農業は現実問題ちょっと難しい。県か市から指導があったのだろうか。補償問題はどうなっているのか、心配だ。
一つ前へ
abukuma.us HOME
takuki.com HOME
次の日記へ
あのとき、さまざまな偶然が重ならなかったら今頃日本は本当に「終わっていた」ということを、的確に分かりやすく解説。
ご案内ページは⇒こちら
A5判・40ページ
★
オンデマンド 中綴じ版 580円/平綴じ版 690円(税別、送料別)
製本の仕方を選んでご注文↓(内容は同じです。中綴じ版はホチキス留め製本です)
製本形態
中綴じ \580 JPY
平綴じ \690 JPY
「フクシマ」を予言した小説と言われる『マリアの父親』の改訂版が「紙の本」で甦る。
試し読みは⇒こちらから
A5判・124ページ
★
オンデマンド 980円(税別、送料別)