最近、講談社編集部N氏が「グーグルクロームは速い」と言っていたので、インストールしてみた。
ちょうど、Firefoxの起動が遅くなったなあと思っていたところだったので。
ほんとは新しいことってなるべくやりたくない。この前のMediaPlayerのアップグレードであらゆることがおかしくなったように、ろくなことが起きないから。

で、結果は、予想以上によかった。
このブラウザ、当初はいろいろ不具合や「○○に対応していない」などの事例が報告されていたので敬遠していたのだが、十分使えるレベルに成熟したようだ。
Firefoxに比べるとデザインがすっきりしている。Internet ExplorerやFirefoxはURL表示欄と検索窓が別々だが、クロームでは同じ。まあ、確かに別々に設ける必要性はないので、理にかなっている。今やURLも検索キーワードも大した違いがないということだ。こうなると、日本語ドメインとか、ますます意味がなくなるなあ。

銀行のサイトや、ショップサイトなどではブラウザを選ぶところが多い。いろいろやってみたが、ダメだったのは新生銀行のサイトだけで、三井住友やゆうちょ、各種プロバイダ、レジストラ、サーバーの管理画面などは問題なくアクセスも操作もできた。
iPaDのSafariはFlashに対応していないのでお天気チャンネルさえ見られないのだが、クロームはそういうこともない。
裏で頻繁（１時間おきくらい？）にアップデートチェックをしていて、アップデートがあると断りなく自動インストールする。Flashのバージョンアップも同様。おかげで、常に最新バージョンに保たれるのはいいのだが、自動的にアップデートというのはいいのか悪いのか……。ちょっと気持ち悪い気もする。
履歴を残さない「シークレットウィンドウ」という機能は面白い。今のところ使わないけどね。
ちょっと使いづらいと感じたのは、ページのHTMLソースを見るとき、Internet ExplorerやFirefoxはワンアクションで見られるのに、クロームは２アクション以上必要なこと。（設定⇒ツール⇒ソースを表示）
起動はFirefoxより早いようだが、その後の動きはとりたてて速いとも感じない。でも、画面がすっきりしていてお洒落だし、しばらくこれをメインに使ってみようかと思う。

今夜もシロはやってきて、食べて、遊んで、寝て……真夜中に零下の外に帰っていった。

寒くて洗濯も大変。給水パイプが凍りついていて水が出ない。何度も鍋にお湯を入れては運んでかけて、ようやく注水できて動き始めたと思ったら、すすぎの前でエラー音が……。
よくよく見たら、排水パイプもしっかり凍りついていて、洗濯槽の水が出ていかないのだった。仕方なく、また鍋にお湯を入れては運び、ようやく排水。この間、何度もスイッチを入れたり切ったりで、大変だった。電源を入れ直すと、リセットされて最初からやりなおしになる。全自動というのは便利なようでいてこういうときは融通が利かなくて困る。

外は凍りついていて、歩くと必ず滑る。ガチガチに凍ってくれているほうがまだマシで、中途半端に日が出てくると表面がうっすらと溶けてきて、いちばん滑りやすい状態になる。車で出るのも、夜のほうがカチンコチンに凍りついているのでまだいいくらい。昼間は、一見なんでもなさそうな道の一部に、表面が溶け始めた氷が薄く張っているのでものすごく危ない。

もうすぐ灯油もなくなるが、こないだ帰ってきてからまだ一度も車を出していない。食料は米がある限りどうにでもなるのだが、灯油が切れる前に買いに行かないとなあ……。面倒だわ。

今夜のおかず。こないだ帰ってきたとき、夜ノ森のスーパーで賞味期限切れ処分していた「タマネギと牛肉のトマトカレー炒めの素」で、タマネギ、椎茸、焼き豚を和えてみた。
牛肉はないので焼き豚の残り。結果は失敗。椎茸の風味が分からなくなり、焼き豚もこのソースには合わなかった。
ちなみにこの村では牛肉を売っている店はない（と思う）。
お肉屋さんというものがないし、スーパーもない。豚肉はモンペリ（村唯一のコンビニ……24時間じゃないけど）でおいしいやつが売られていて重宝している。
豚肉に関しては、大型スーパーで買うより、地元の卸業者が扱っているやつのほうがずっとうまい。

シロは毎晩やってきて、ご飯を食べて（ものすごい勢いでバリバリバリ……と、一気に山盛りのカリカリを食べ尽くす）、水飲んで、遊んで、寝て……数時間後に帰っていく……の繰り返し。
遊ぶ欲求がものすごく強い。ご飯の後、こっちが何かの作業中でかまってやらないと、にゃあにゃあ鳴いてまとわりついてくる。
膝の上に乗りたがるのだが、パソコンに向かって作業しているときは邪魔だから相手にしない。
自分の大きさ、重さが自覚できていないらしい。とにかく重い。膝の上に乗せて……という感じのネコじゃないのに、分かっていない。
相手にしないと、つまんね〜の、という顔で、椅子に戻って寝る。
そのくせ、こっちからちょっかい出すと、「しょ〜がね〜な〜」という感じで、↑この態度。

これだけリラックスしていながら、トイレに行きたくなると外に出て、そのまま次の日まで帰ってこない。
やれやれ、これで今夜も熟睡できる……と、ほっとすると同時に、寒くないのかしらと心配になる。
シロのライフスタイルは不思議だ。
遠慮しているのだろうか。
おばかなジョンや、精神的に病んでいるしんちゃんに比べて、なんとまあ分別があるというか、見事な生き様なんだろう。
かっこいいな、シロは。