10/12/30
いよいよ今年も終わり

左手前から、雨池、土手池、弁天池
助手さんが忙しくて買い物に行く時間がもったいないというので、村の「あれこれ市場」と「モンペリ」に行ったら……あらら、あれこれ市場はすでに今日から休みだとさ。
田舎はこれだからなあ。直売所には基本的に稼ごうという気持ちがない。というより、田舎の人たちは30日になればもう買い物もしないのか。
モンペリで雑煮用の鶏肉だけ買って帰ってきた。
雪がぱらつく中、シロはなぜか今日は午前中からやってきたのだが、すぐにまた出て行ってしまった。
うちの中にいればいいのに。
この頃は、出ていくときに「う〜、出たくないよぉ」と言うように呻き声を上げる。
そんならトイレ済ませた後、すぐに戻ってくればいいだけなのに、なんでそんなに今生の別れみたいに思い詰めるの?
まあねえ、基本的に外で生きていくというポリシーを持ち続けてくれたほうが、こっちは楽でいいんだけどね。留守にもするし。

バットの氷の上に雪がはりついて座布団のようになった↑

今日はベチャッとした雪が降っていたのでジョンのお散歩はお休み。
そういえば、昨日の散歩のとき、ジョンがうり坊を「掘り出す」という事件があった。
道路脇に枯れ葉が積もっているところで、ジョンがいつものように枯れ葉の中に鼻を突っ込んでほじくり返している。
ああ、またやってるよ、と放っておいたのだが、突然、枯れ葉の下からうり坊が飛び出した。
ジョンも一瞬焦って口ぽかん。すぐに吠えて捕まえようとしたが、うり坊、寝起きで身体が硬いのを跳ね返して、必死に逃げる。
びえびえびえびえびえ……
アヒルが鳴いているような声。
逃げ足がいつもより遅かったのは、寝起きで動けなかったのか、それとも食べていなくて体力が落ちているからか。
工事用のダンプカーも通る道端で寝ているというのも、ずいぶん大胆というか間抜けというか、もし、体力が落ちていて山奥に入り込む気力も失っているのだとしたら心配だ。
逃げていったうり坊は2匹。このまえは3匹で逃げていくのを見たから、1匹死んだのか、それとも別のグループなのか。
ジョンの鼻は馬鹿鼻だと思っていたが、多少は効くらしい。しかし、目は悪いのね。鼻の先にいるうり坊を即座に認識できないのだから。
追いかけたくてもリードをがっちり握られているので追えない。悔しさからか最後は悲鳴のように鳴いていたけど、ダメよ、ジョン。うり坊いじめちゃ。
イノシシも、うり坊の大きさのままだったら、人間たちの扱いが違っていたかもしれない。ペットで飼われたりして。
シロは体格のいいネコだけど、あの大きさで止まっているからいいんであってね。
ネコ科の動物が大型犬くらいの大きさになると、殺傷能力がすごすぎて、とても人間とは共存できない、と、ラジオでどこかの動物学者が言っていたそうだ。
「マスチフとかセントバーナードクラスのネコがいたら、大変ですよ。ネコパンチ一撃食っただけで致命傷ですから」
そうかもしれないねえ。
しかし、ジョンくらいの大きさのシロがいたら面白いだろうな。
なんてことを考えつつ、今年もあと1日か。
外は徐々に白くなっていく。寂しい。


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