ああ〜、やっぱり差は歴然だわね。そりゃあそうじゃなければ困るもんね。わざわざ重いLX3を常用している意味がない。
上の2枚は、どちらも解像度を横650pxに落としているだけで、加工はしていない。
いつもこの阿武隈日記にアップするときは、IrfanViewで、一発調整(ヒストグラム伸張とコントラスト補正を中心に補正しているらしい)して、変だったらUndoしてから改めて色調補正、最後にシャープをかける……という手順でサクサク補正したものを載せている。補正といっても、かかる時間は全部で数秒だから、手間はかからない。
このところ載せていたS600での記録写真は、補正のとき極端に色味が変わったりしていたが、変わった後のほうがずっとマシなので、多少、色味がどぎつくてもそれで通していた。
何も加工しない写真を並べて比較すれば、やはりカメラの基本性能、特にレンズのよしあしと撮像素子の余裕度がはっきり出る。
LX3もS600も同じ1000万画素だが、撮像素子の大きさが違う。LX3は1/1.63型、S600は1/2.33型で、LX3のほうがずっと大きい。
LX3の製品紹介ページには、
//高画素化も可能な大型の1/1.63型のサイズでありながら1010万画素(カメラ有効画素数)にすることにより、1画素あたりの受光面積を大きく設計しました。細部の緻密な描写、滑らかな階調性を導き出します。
LX3のCCDは一般のコンパクトモデルで使用されているCCD(1/2.5型1010万画素)と比べて、1 画素あたりの面積を約45%拡大。ダイナミックレンジを拡大し、ハイライトからシャドウまで飛びやつぶれのないきめ細かな階調を表現できます。またS/N 比を向上させることで、高感度撮影でも低ノイズを実現しました。//
……と書いてある。だったら他のコンパクト機も画素数落とせばいいだけなのにねえ。
僕に言わせれば、1000万画素でも多すぎる。この面積のCCDでせいぜい600万画素くらいにしておけば、もっともっときれいに映るだろうに。
あとはレンズの明るさ。S600もF2.7-5.8と、コンデジとしてはかなり明るいレンズを搭載しているが、LX3はF2.0-2.8と、他のカメラを圧倒する明るさを誇っている。そのため、上の写真のExifを見ると、S600はISOを1600にまで上げているのに対して、LX3はISO250で撮れている。被写体が泥だらけの光景だからあんまりよく分からないかもしれないが、背景の葉っぱなどを見れば歴然。S600で撮った写真は、ケータイで撮ったみたいな荒れ方をしている。
暗い場所では、高画素化の弊害が如実に出る。
駄目押しで、もう少し比較写真を並べてみよう。