10/08/03 

トウキョウダルマガエル

1日は墓参りで、帰ってきたのが夜の9時。昨日の2日は雨で、その隙を縫ってジョンのお散歩をしたがショートバージョンだった。
今日の散歩では大きな収穫があった。
ある田圃の一角で、トウキョウダルマガエルの子がいっぱい跳びはねているのに遭遇。
おおおお!
上の写真では分からないだろうなあ。矢印のところにいるのだが、今年産まれた子なので、体長は2センチほどしかない。

これで分かるかな?


もうちょっこし寄ってみましょう


背中の一本線と斑模様、間違いなくトウキョウダルマガエル!


寄れるだけ寄って撮ったのを、さらにトリミング


べつのやつ


また別のやつ


よく見ると、イボイボがツチガエル風


正面から


緑色の濃いやつ


寄ってみて……


さらに寄ってみたところ

この田圃は、例年、アカガエルとアマガエルの田圃だった。
今年は天候不順もあり、アカガエルの卵とオタマはほぼ全滅。その後、田植えが終わって安定した田圃にタイミングよくトウキョウダルマガエルのカップルが産卵し、条件に恵まれてかなりの数がオタマになり、こうして変態を遂げたのだろう。
トウキョウダルマガエルは数が少ないので、産卵したということ自体がそもそも確率的に低いこと。それが運よく、こんな風に順調にみんな変態まで行き着いたことも奇跡的。
しかし、トウキョウダルマガエルは常に水場がないと生きていけないカエルだから、もうすぐ水がなくなるこの田圃にずっととどまることはできない。どこか、水場を求めて散っていくだろう。
今年はたまたまトウキョウダルマガエルが成功したが、来年、この田圃で成功するのは別の種かもしれない。
今年はアカガエルにとって厳しい年だった。あたりまえのカエルだと思っていると、そのうちにアカガエルの姿が見えなくなる時が来るかもしれない。
しかし、これでいよいよ、残るはカジカガエルだけになった。川内村の中で写真に収められないのは……。
田圃に薬を撒きに来ていたS田さん夫妻に、トウキョウダルマガエルの話をした。
「捕まえてきて池に放せば」と言われたが、そういうことは考えないのよね。
トウキョウダルマガエルは排他的な性格らしいし、わが家の池にふさわしいとも思えない。
でも、来年また、このへんの田圃で、もう少し大きくなったトウキョウダルマガエルの姿を見たい。



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