10/05/23

巨大オタマ

それにしても、このオタマはでかい。このへんでこれほどでかいオタマを見たことはない。
捕まえた人も「なんでしょうね」と驚いていたほど。
これだけの大きさとなると、今年生まれたばかりのオタマのわけはなく、オタマのまま越冬したことになる。となると、ウシガエルかツチガエルしかない。
川内村にウシガエルがいるという話は聞いたことがないので、ツチガエルではなかろうか。理屈で言えばそうなのだが、なにせ経験がないので確信は持てない。
いっそ、カエルになるまで飼ってみますか? ということになり、僕が持ち帰ることに。


上に見えているのがミズカマキリの脚


一緒にいるオタマもそんなに小さいわけではない


こんな感じのオタマである


その後、イワナの郷体験交流館に入り、カエルのお話


あたしも本日のお仕事をこなす


で、家にまで連れてきてしまったツチガエルの?オタマ


なんでこんなところにいるんだよぉ、という顔のオタマ

家まで無事かしらと思っていたが、オタマはしっかり生きていて、洗面器の中で暴れている。
ときおり、バシャッと大きくジャンプしたかと思うと、すごい速度で旋回したり、えらく元気。
ツチガエルのオタマでほぼ決定だと思うのだが、どうしたものか。このままバットの中で飼う自信もちょっこしないので、適当なところで池に放すか……。
しかし、ツチガエルって、オタマのほうが威風堂々としているというか、貫禄がある。
この大きさまで育って越冬するとなると、確かに絶滅していく運命だろう。
ちなみにこのオタマを採取した場所は、田圃に隣接して水が溜まっている細長い水たまり。耕作放棄が幸いして、1年中水が涸れることはないのだろう。そんな場所は他にそうそうない。貴重なオタマであるからして、とにかく死なせないようにしなければ。責任重大。
思いの外、すごいジャンプ力なので、夜中に飛び出さないよう、上に網を乗せて飛び出し防止策を採ることにした。

かつて、ツチガエルはどこにでもいたというが、ということは、この大きさのオタマが越冬する水場があちこちにあったということなのだなあ。

……などと思いながら、雨雲でどんどん暗くなる空を見ながら、ジョンのお散歩。今日はもうできないと思っていたけど、よかったな>ジョン

雨が降るという予報は少し遅れていて、そそくさとジョンの散歩。ヤマツツジ満開




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マリアの父親 第四回小説すばる新人賞受賞作

マリアの父親

(1992.01/集英社)……  「あまりにも早すぎた、地球への恋愛小説」と評された、たくき よしみつの小説。第四回「小説すばる新人賞」受賞作。
ミステリアスな美女・マリアと、彼女と行動を共にする天才・デンチ。二人と偶然知り合った主人公は、「地球の真相」を知る旅に出る……。
「久しぶりに志のある作品に出会った」と、選考委員の五木寛之氏も賞賛。

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