10/04/29
PLフィルター
池の中の卵やオタマがうまく撮れないので、中古のPLフィルターをヤフオクで100円で落札した。LX3にはフィルターはつけられないので、径はどうでもいい。手で持ってレンズの前にかざしながら撮るしかない。
昨日届いたので、雨があがった本日、さっそく実験。

こんな感じ

マツモ池に行くと、昨日から今朝にかけて、またまたアカガエルが卵を産みつけていた。何度目だろうか。3月後半から始まり、もう、1ヶ月半くらいになる。どうも、起きて産卵し、寒くなってまた寝て、起きたらまたしたくなって……の繰り返しのような気がする。

フィルターなしで普通に撮るとこうだが↑

レンズの前にPLフィルターを手でかざして撮るとこうなる↑

上の写真をトリミングして拡大↑(フィルターなし)

↑PLフィルターあり
完全に反射が消えるわけではないが、かなりの効果がある。上のトリミングして拡大した写真では、小さなオタマが、PLフィルターを通して撮るとくっきり写っているのがよく分かる。
PLフィルターは反射がいちばん少なくなるポイントをモニターしながら回転させる必要がある。これが結構大変。きちんとレンズに装着してあればいいのだが、片手でカメラを持ち、片手でフィルターをレンズの前にかざして回転させる……なんてことは、なかなかできない。手ぶれもするしね。
でもまあ、コンパクトデジカメの場合はフィルター装着できないものがほとんどだから、仕方がない。
一眼レフ用のはちゃんとレンズ径に合わせたものを買って、面倒くさがらずにつけたり外したりするしかない。レンズフードを外すことになるから、なんか、フードをなくしそう。フィルターもなくしそう。
今回、LX3用に、100円とか、送料込みで500円という中古のPLフィルターを3枚も別々に落札してしまった。なくすことを前提にした買い物?

山葵池では3月半ばに田圃の水たまりから救出してきた卵がすっかり孵化して、小さなオタマがいっぱい池の底でうごめいている。救出しきれなかった兄弟たちは、その後、干上がった田圃で全滅した。そんなことはこの子たちは知るよしもない。
山葵池は、大雨で流されることがいちばんの危機。流されるならまだしも、水の流入口が大雨で土砂に埋もれ、干上がってしまうことがよくある。今年は工夫して、その危険性を減らしたつもりなのだが、まだ颱風並みの大雨は来ていないので、どうなることか。
マツモ池に戻って、フィルターの実験を続ける。

フィルターなし↑

フィルターあり↑

わかりにくいので、卵の部分だけトリミング拡大↑
反射するのでオートフォーカスも合わない

フィルターを通すと、これだけクリアに写る↑
この卵は順調にほぼ全員がオタマになりそうだ。アカガエルの卵は基本的には強い。多少の寒さには耐えられる。でも、水が干上がればどうしようもない。田圃の水たまりなどに早めに産みつけられた卵は、水がなくなって全滅する運命にある。用水路などに産みつけられた卵は、運がよければオタマになり、田圃に流れ込む。
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