10/02/03
しんちゃん
年末状を受け取った親父から「ジョンとゴロが元気なのは分かったが、猫はどうした」と言われた。
猫とは、毎晩やってくる野良猫のしんちゃんのこと。
我が家にやってくる野良猫はいっぱいいて、今までずいぶん顔ぶれが変わった。いちばん可愛かったのは「スンタ」と「サバオ」だが、この2匹は今はもう姿を現さない。どこかで死んでしまったのだろう。
今来ているのはしんちゃんだけ。あと、たまにデカサバという、サバオを2回りくらい大きくしたようなボス的な猫が来る。
しんちゃんは、ある日突然現れ(まあ、他の野良猫たちも、最初はみんな「ある日突然」なのだけど)、新顔だねえ、ということで「しんちゃん」になった。
最近はだいぶ慣れてきて、ガラス越しに近づいても逃げなくなったが、窓を開けると最低1mは距離を置く。
これは網戸とガラス越しに夜中に撮ったもの↑
村の野良猫は、冬を乗り切るのが大変である。寝床は、農家の納屋や縁の下だと思う。うちには隙間の空いた納屋などはないので、どこからか通ってくる。

しんちゃんが来ていたこの時間、表はこんな感じでまた雪が降り始めていた
10/02/03
貴乃花・37歳

青空を背景にした朝の唐松林
一夜明けて3日。朝からすっきり晴れた。
世間では貴乃花親方が理事に当選したとか、貴乃花親方に投票した安治川親方が「一門に迷惑をかけた責任を取って」廃業するとか、泥酔した朝青龍が知人男性から「頑張ってください」と声をかけられたのに「俺に頑張れとはなんだ」とぶち切れて、車に引きずり込んで顔を殴って鼻骨骨折させたとか、相撲界のニュースが飛び交っている。
貴乃花といえば、彼がまだ貴花田だった頃、朝、テレビをつけたら、まわしをつけただけの朝稽古の格好で、テレビカメラを前に「宮沢りえさんと結婚させていただくことになりました」と宣言している映像が出て、びっくりしたことを思い出す。
貴花田、すごいなあ。裸で人気女優と結婚宣言かあ。それに比べて俺は37歳にもなって、鳴かず飛ばずのままかあ……、と、変なところで物思いにふけってしまい、その日のうちに「俺もなんかしなくちゃ」と、近所のジャズスクールの門を叩いて、ギターの練習を始めたのだった。
KAMUNA誕生の発端は貴花田だった……のだねえ。
今また、自分がいろんな問題で人生の窮地に追い込まれているところで貴乃花の奮闘ぶりを見せつけられ、あのときのことを思い出してしまった。
奇しくも、現在の貴乃花親方は37歳。「宮沢りえさんと結婚させていただきます」と宣言したあのとき、ああ、俺もがんばろ、とギターを始めた僕の年齢だ。ふううううん。

しんちゃんに比べて、ゴロは幸せだなあ……
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