09/09/06の3

寅吉・和平ツアー2009の2回目(3)川田神社 鹿島神社の飛び獅子


今までは川原田の天満宮と呼んでいたが、教育委員会が立てた看板も、神社の石碑も「川田神社」とあるので、今回からは川田神社と呼ぶことにしよう。
ここは、寅吉が師匠・小松利平から「布孝」の名をもらった後にお披露目として自分で奉納した飛翔獅子1号がある。

吽像の顔


子獅子の尻尾が欠けてしまっているのが残念


何が立つのか気になる。大きな土台用の穴が掘られていた

12時43分頃到着、12時48分頃出発で、次は鹿島神社へ。
鹿島神社参道は、きれいに草が刈られてさっぱりしていた。
今まで何度も訪れているが、こんなに見通しがよかったことはない。木々の枝打ちもしたのだろうか。

参道途中にある、梅沢敬明作の灯籠
てっぺんに龍が巻き付いている

 
いつものように逆光がきつくて撮りづらい


彫りを重視すると暗いし……


露出を上げると色が浅いし……


大きなレフ板を持ってくるしか手はないだろうな、ここは


今回はいろいろ角度を変えて……


裏からはきれいに撮れるのだが……


これだけ見たら、狛犬だとは分からないだろうなあ


これだけの大作でありながら、「彫刻人」「彫刻者」ではなく「石工」になっている。
明治36(1903)年9月の建立。寅吉としては、最後の大作と言えそうだ。このとき、和平は22歳になったばかり。まだ年季明けしておらず、弟子たちの中でも若いほうだっただろう。ナカに子供を生ませる2年前のこと。
しかし、目の前でこの狛犬制作の一部始終を見て、自分も関わっていたはずで、大きな衝撃を受けたと思われる。

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