08/06/27
6月終わりの平伏沼
秘密沼の後、一旦山を下りてから平伏沼に向かった。
6月初めに来てやすじいと話したときは「今年は水が豊富だからお助け箱はいらないだろう」と言っていたけれど、あれからずっと雨が降らず、結局水位は下がり、あちこちにお助け箱が置いてあった。
これは落ちたやつを回収したものだろう。
しかし、これはちょっと干からびすぎている。もう中で死んでいるかもしれない。この状態になったら、迷わず水をかけて、帝王切開だなあ。僕なら。
ピークは過ぎている感じ。気になったのは、黄色く干からびた卵がかなり残っていたこと。残骸ならいいのだが、ほとんど丸ごと干からびているのがいくつもある。雨が降らなかったから、うまく溶け出せなかったのだろうか。
孵化した後、オタマたちは自らの身体から液体を出し、泡を内側から溶かし始めるのだが、それが力及ばず、泡の中から出られないまま死んでしまうことも多い。雨が降らないと泡がカチカチに固くなってしまうからだ。
今年はそれが多い気がする。
こんなところの卵も見逃さずにお助け箱を真下に置いてあげているのだが、どうも上で干からびてしまっているような……。早くまとまった雨が降らないと危険な状態だなあ。
これも、手前で黄色くなって萎縮している卵は、もう危ない感じだ。手遅れかもしれない。
オマケ
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