使い分けるパソコン術 (ブルーバックス)にも書きましたが、iPhoneの性能を手に入れたいが、これ以上通信業者との契約料金を上げたくないという人には「iPod touchをスマホ代わりにする」という方法があります。なにせiPod touchは1万円台から新品が買えるのですから。
iPod touchは現在は第7世代ですが、基本的には第6世代とほぼ同内容です。第6世代以降は、カメラの性能もiPhone6並みに。違いは3G回線、4G回線につながっているかどうかだけです。Wi-Fi環境があれば無料音声通話ソフトで通話もし放題ですし、iPhoneができることはほぼすべてできます。
Wi-Fi環境は今や自宅や職場であたりまえになっていますから、あとは移動中や外出先でネットにつなぎたいときにどうするかですが、これはモバイルWi-Fiルーターを介してつなぐというのがいちばん現実的です。
普通のケータイ、iPod touchの他に、さらにモバイルルーターを持ち歩くのは面倒だと思うかもしれませんが、バッテリーの持ちが飛躍的に伸びる、スマホやタブレット端末を変更しても同じ契約で使い回せるなど、いいこともあります。しかも、今は月1000円以下の通信サービスがいろいろありますので、通信費も劇的に節約できます。
もちろん、iOSにこだわらないでアンドロイド端末でよいという場合は、今なら格安スマホがiPod touchとあまり変わらない値段で入手できますから、それに格安データSIMを入れて使う方法もあります
(⇒解説はこちら)。選ぶなら少し高くてもFelica(おサイフケータイ機能)対応のものがいいでしょう。
auにもdocomoにも対応しているシャープのアクオス sense2シリーズがお勧めです。