2011/12/11 

 怒濤の狛犬ツアー(3)和平の狐、耳紛失


食事の後は、石川町沢井の八幡神社へ。まずは宝海寺で和平の墓をお参りして、横の八幡神社に。
石段が急で、杖をついている老人などはきつかったが、脱落者もなく、全員登り切る。
ここは、小松利平作(推定)の天保年間の波乗り兎像、利平の工房で彫られたと思われる狛犬、和平がまだ丁稚時代に調子に乗って自分の銘を入れた石の社、和平の狐などなど、チェックポイントがいっぱい。
残念だったのは、狐像のうち、完全な姿をしていた1匹の耳が欠けて紛失していたこと。みんなで周囲の地面を這い蹲りながら耳の欠片を探したが、見つからなかった。
見つけた人は届出てくださいね。
これ以上、作品が壊れていくのは忍びない。


和平の墓


利平が彫ったと思われる波乗り兎(天保14=1843年)


耳がこうなっていたのねえ……残念ねえ


和平が調子に乗って銘を刻んだ社も一部大きく破損していた


ついこの間までは↑こうなっていた


この完全な姿をしていたキツネの耳が破損していたのは残念

耳や尾はとくに破損しやすいが、折れたり欠けたりした直後に、破片をしっかり保存できれば、今は接着剤のいいやつがあるので比較的簡単に修復可能だ。しかし、破片が紛失してしまったり粉々になってしまうと修復はほとんど不可能になる。
意識の高い人がすぐに発見してくれればいいのだが、なかなかそうはいかない。
今回の震災で多くの石造物が大変なダメージを受けた。なんとか修復していけないものだろうか。

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