2026/10/12
ZOOM Q2n-4Kというライブ演奏記録用カメラ
こんな広告に釣られて、この製品の説明を読んでいるうちに、ズボラ練習記録動画(部屋の中でパジャマのズボンをはいたままとかで、安直に撮る練習動画)用に使えるんじゃないかと思った。
今はSONYのRX100Ⅲを使っているのだが、Clarii Pro C20みたいに音量差が大きい楽器だと、勝手に自動リミッターがかかってしまい、演奏の音量が急に小さくなったり大きくなったりする。
ZOOMは楽器エフェクターなどのメーカーだから、カメラ製造の技術は怪しいが、音はちゃんと録れるはずだ。
それに、この形状だと、三脚につけなくてもどこかにポンと置くだけでいけそうだし。
しかし、高いよなあ。買って後悔する可能性も高い。
だけどまあ、楽器演奏なんかできる時間はせいぜい残り数年だろうから、こういう道具に金を使うのはよしとしよう。
……と、グダグダしながらもポチしたのだった。
2026/10/13
翌日、買い物から帰って、テレビ見ながら飯食っているときに届いた。
左がいつも使っているRX100Ⅲ。右が届いたばかりのZOOM Q2n-4K
上の部分がマイク。凸凹しているのでまるで何かにぶつけて凹ましたみたいに見えるが、こういう形なのだ
RX100Ⅲは背面のモニターが回転して正面も向くので、自撮りのときはやりやすい
ZOOM Q2n-4Kの背面モニターは固定。小さくて画質も悪いので、自撮りのときは自分がどのように画面に収まっているのか、いないのか、全然確認できない。これがまず大きな弱点
さらに、使ってみて欠点、弱点がいっぱいある製品だということが判明した。
電池が単三2本で、しかも新品を入れてもすぐに「電池がなくなりました」と表示されて録画が止まる。しかし、電池の容量をチェックするとビンビンにある。はっきりいって、電池での録画は使いものにならない
USBケーブルが旧タイプ(micro B)なので、USB3.0に対応していない
そのせいかどうかは分からないが、動画編集ソフトPower Directorにつないでも映像が映らない
RX100Ⅲと比較しては可哀想だが、画質がいいとは言えない。しかも撮れる絵がなぜかダサい
夜の室内撮影などでは極端に画質が荒れる
「ダンスクラブ」「ジャズクラブ」「夜」「フィルム調」などなど、いくつかのシーン設定があるのだが、どれも色調が極端で使えない
RX100ⅢとZOOM Q2n-4Kで録画したときの比較。RX100Ⅲのほうがきれいに映るが、ダイナミックレンジが広い演奏だと音にオートリミッターがかかって不自然になる
改めて調べてみたら、
ZOOM Q2n-4Kは2016年11月 発売で、すでに10年前の製品だった 。まだまだカメラを作るにはZOOMは未熟だったということか。特に電源がひどい。単三電池2本というのは今なら考えられない。リチウム電池を内蔵してUSB Cで充電できるようにするはずだ。
これは失敗したと後悔しきりだったが、高価な買い物だったのでそう簡単には諦められない。
Power Directorでは映像が出なかったが、他の動画撮影ソフトならいけるのだろうかと、無料の動画撮影ソフトを検索したら、灯台下暗しで、Windowsに最初からCameraというアプリがついていることを知った。
そのCameraというアプリでも、なぜか最初はなかなかZOOM Q2n-4Kを認識してくれなかったのだが、何度かやっているうちに急に認識した。
そこで、ZOOM Q2n-4KをWEBカメラとして使い、Windows附属のCameraアプリで録画するということをやってみた。
これも、カメラの設置場所やズーム(といっても、Q2n-4Kは固定焦点なので、超広角で撮っている画像を自動トリミングしているだけの疑似ズーム)の設定、音量設定が難しいが、一度最適ポジション決めてしまえば、次からはその設定で撮ればいい。
カメラの視野角は「TELE」にして、音量は「SOLO」で撮ってみたところ、Clarii Pro C20のボリュームだと過大入力で音割れしてしまうことが分かった。
音量設定「SOLO」では過大入力になった
音割れするということは、動画撮影ソフト(Windows附属のCameraアプリ)側ではオートリミッターなどをかけていないということなのだろう。これはむしろ都合がいい。ZOOM Q2n-4Kの側で調整すればいいのだから。
そこで、ZOOM Q2n-4Kの音量レベルを手動で21に下げたところ、迫力はなくなったが、音量差に忠実な録音にはなった。
しかし、なぜかその設定でClarii Pro C20の音量をさらに下げて演奏したら、今度は過大入力になって全般的に音割れした。どうなっているんだ?
音量レベルを手動設定して下げた
また、PCとUSB接続するわけだから、電源もUSB側から供給され、録画中に電池切れで止まるということもなくなった。
まだ音量設定などの点で疑問点が多いが、もう少し使い込めば毎回サクッと録画できるようになるのかな。
老醜と部屋の汚さのほうがはるかに問題だけれど、こうして記録するということで、少しでも「練習するんだ」という気力を維持していけたらいい。
しかし、プレイヤーとしての道のりは険しく、遠いなあ。
技術とかではなく、電子楽器に感情をいかに込められるか、生楽器には出せない味やニュアンスを生み出せるか、メロディの価値をシンプルな単音楽器で証明できるか——そのへんを追求していけたらと思うのだが、部屋のPCの前で吹いて……孤独な作業だわ。
ZOOM Q2n-4KをWEBカメラとして使って録画した実験
PCから2mのUSBケーブルを這わせるのにこんなのを使った。マジックテープ式のケーブル留め。なかなかいい
オマケ:今日のズボラ苑
こないだのとはだいぶ色と柄が違うが、これもエビガラスズメの幼虫
助手さんが手で持って、ドッコイ号で掘り起こさないような場所に移動させた
自分でひっくり返ったので、腹側も撮れた
ちっこい、今年生まれのアマガエル。無事に越冬できるだろうか
散歩の途中で遭遇したヒバカリ。動かないので死んでいるのかと思ったが、元気だった
玄関入るとき、ふと右を見たら、白い車が停まっているように見えた
コードと移動ド感覚を学ばせる
↑これ、最近FBでよく見るやつだけれど、出しているのはアメリカ?の音楽教育ベンチャーで、ほぼ広告のようなもの。PDFで教材を売っているようだ。
こういう音楽の教え方——PDFでとか、ネットで、とかではなく、コードとスケールを教える方法というのが、日本の音楽教育(学校の授業でもよくある音楽教室でも)ではまず見られない。日本以外ではまだメロディとは何かをちゃんと教えようとしているのかもしれないと、少し救いを感じる。
日本では、ひたすら譜面を読ませて、再現演奏させる教育。だから、人間オルゴールのような演奏家ばかりになり、魅力あるメロディメイカーが出てこない。ショパンは弾けるけれど、簡単な歌謡曲の伴奏やフィルインが即興的にできないピアニストとかばかりになる。
そんな時代になってしまったから、あたしの音楽はタイムカプセルに入れて、100年後、500年後に見つけてもらうことを夢想することでしか気持ちの持続ができないのだわね。
My Homeport -Singing Soda-
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