EWIは最初に買った4000Sを皮切りに、EWI-USB、EWI5000、EWI Solo と、4000S以降のEWIはすべて買って試してみたのだが、いちばん表現力のある演奏ができるのは4000Sじゃないかと思う。
5000は内蔵音源の音が薄っぺらだし、安定性に問題がある。EWI SOLOは5000よりもずっとよくできた楽器だけれど、内蔵音源の音は生楽器に似せようとしすぎて、安っぽい(木管系の音はかなりいけるが)。4000Sは「これがEWIだ」と開き直っているところがあって、それが骨太な音につながっている。
今はもう手に入らないEWI4000S。この楽器の表現力を少しでも発揮させられるようにと、今回初めて、ライン入力ではなく、ミニスピーカーから出した音をマイクで録音してみた。
違いはほとんど分からないけど、こんな工夫をしてみることに意義がある??
2025/12/26
『Orca's Song』に自分史を込めて
そんなわけで、とりあえずいちばんの自信作を、70歳の今、改めてEWIで吹いてみた。
Set Me Free
ちなみに、Orca's Song は曲ができて何年もしてから、大学の1年先輩の茅野美ど里さんに頼んで英語の詞をつけてもらった。
私のデビュー小説『プラネタリウムの空』に出てくる1シーン。男女が海沿いの水族館でシャチのショーを見ているときの会話をモチーフにして書いてくれ、とリクエストした。
シャチが高くジャンプすると、プールの塀の向こうに大海原が見える。そのシャチの気持ちを込めて、最初は Set me free. で始めてほしいとも伝えた。
とても哲学的な詩ができあがってきた。
Orca's Song
Lyrics by Chino Midori
Set me free,
Rushing waters fall fast away.
Go with me
To a deep blue world way beyond.
High winds blow
Over orcas and men both alike.
The cries of woe
Drowning out the moaning winds.
All the unhappy ones go rushing by,
Far and so far away they'll go.
Can you hear me cry, see my eyes,
Feel my hands, and share all my heartache?
Let me go, please I only want to go.
Can you see
Tumblin' waves so green and so blue?
Ride with me
On the crest of white foaming pain.
Bright clouds fly,
The changin' shapes oh strange yet so true.
I climb sky high
By myself all alone.