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のぼみ~日記 2024

2024/03/17

ヘッドライト光軸問題という旧車いじめ

プジョーを車検に出してきた。
この2年間で2000kmしか走っていないと呆れられた。
介護していた親(養父と義母)が亡くなり、使節との往復やオムツの買い出し、薬の受け取りなどがなくなったし、自分たちも年老いて、遠出して遊びたいという気持ちも薄れた。この2年で遠出した回数は1、2回くらいかな。なすどうぶつ王国へ遊びに行ったくらいしか思い出せない。
我が家のプジョーは2005年製で、あちこち塗装が剥げてきたが、目下、走りは絶好調。どこも問題ない。このまま死ぬまで乗れるかなと思っているのだが、修理屋の大将からひどい話を聞いた。
「8月からヘッドライトの検査基準が厳しくなるので古いクルマは軒並み不合格になるかもしれない」というのだ。
いつも自信満々の大将が珍しく途方に暮れた様子だった。

で、帰ってきてから調べてみた。
↑「車検 光軸問題 8月から」で検索した結果

車検におけるヘッドライトの検査は、ロービームの光軸でクリアライン(明暗の境目)とエルボーポイント(左側を重点的に照らすためのラインの切れ上がり部分)で合否を見る。ラインが不明瞭だったり、エルボーポイントが所定の範囲外だと即不合格になるらしい。
正確には、2018年から変更になっていた基準なのだが、「合わなければ旧方式同様、ハイビームで測定する」という猶予期間が終わるので、ロービームで合わなければ一発不合格になる。


バルブを交換すればいいという簡単なものでもなく、ライトの設計時点でこの基準に合わないクルマがたくさんあるとか。特に古いクルマや輸入車。プリウスなども初代は不合格になるとかなんとか。
2018年以降すでに、車検時に「ライトの光軸が合わない。直すにはヘッドライトを丸ごと交換しなければいけないので10万円以上かかる」などと言われて、泣く泣く車の買い換えを決めたという話もあるようだ。

要するに、13年超のクルマは重加算課税という自動車税同様、古いクルマいじめの一環なのだ。
十分明るくて、対向車が眩しいような光軸にならず、左側もちゃんと照らせていれば、エルボーポイントがどうのとか、杓子定規に(←文字通り)検査せずとも安全性は保てるはず。
どこまで庶民をバカにした政治なのか。

でも、こういう話題は一般には浸透しないから、不合格車が続出するようになって初めて表面化するんだろう。かつてのPSE問題のときのように、寸前で取りやめになればいいのだが。
きちんと走れるクルマをどんどん廃車に追い込むようないじめ政策を恥ずかしげもなく続けていて、なにがSDGsだよ。現政権はアタオカの度合がひどすぎる。
みんなもっと怒ろうよ。


↑代車で借りてきた307。これもライトの光軸問題にひっかかりそう





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