2021/12/05
川越氷川神社(3) 本殿の彫刻と狛犬

さて、人がごった返している本殿前は避けて、横から中の様子を覗いてみるかな。
本殿は江戸後期に川越城主・松平斉典の寄進と氏子の寄付によって建立されたそうだ。
全面に彫刻が施されていて、彫師は嶋村源蔵、飯田岩次郎ら。県指定重要文化財。

精緻な彫刻

本殿前にはかなり大きな石造狛犬がいるのだが、これも残念ながら正面から間近に見ることはできない。塀の隙間からなんとか望遠で撮ってみる。

流れ尾の江戸獅子タイプ


どうも阿吽ともに宝珠をのせているように見えるが、吽像のほうは平べったい角なのかもしれない。


台座もかなり凝っている


明治5(1872)年建立
という感じで、ごった返している氷川神社をあとにした。
駐車場に戻るところで山車の倉庫があったのでちょっと立ち寄る。


ガラス窓から覗けるのだが、よく見えないのが残念。

こういう感じのものらしい。これは彫刻屋台と違って、祭り本番のときに見ないと意味がないのかな。
ここで14時45分。日没まであとわずか。さて帰ろうかな……。