↑かわず庵にいたカナヘビ。あまりにも尻尾が長いので、一瞬ヘビかと思ったほど。個体差か。長いといいことあるのかね。
ジョロウグモ

お散歩の途中で見つけたジョロウグモ。相当でかいので♀だろう。

お散歩の途中で見つけたちっこいアマガエル。文挟の住宅地の外れで
Focusrite Scarlletのソフトに悩む

Focusrite Saffire PRO24 のミキサーソフトがCatalinaで動かないので、結局、最新のScarlettシリーズをポチしてしまった……という話はすでに書いた。
届いて、とりあえずは認識して音が出るところまでは確認できたので、その日は寝たのだが、さて、翌日、本格的に運用を確認しようと付属のミキサーソフトを立ち上げたら……これが悪魔のように理解不能な代物だった。
まず、Scarlettシリーズは、2i2 から 18i20 まで、入力・出力数の違いで6つのグレードがある。

今回購入したのは下から4番目の 8i6 というモデル。8入力6出力というが、実際には入力のうち2つはPCの内部出力をDAWに出力させるループバックという入力系統であり、出力もステレオ1系統がデジタル出力なので、実質は6入力(うち、マイクは2つのみ)4出力と考えたほうがいい。
Saffire PRO24 のほうが出力数が多いが、Scarlett 8i6 はマイク入力時にAirという評判のいい(らしい)効果(BBE的なやつか?)が使えるというのと、ヘッドフォン出力が独立して2つついているあたりが長所だろうか。マイクプリの品質がSaffireより上がっていればなお嬉しいのだが、そのへんは多分、今の私の耳では分からないだろう。
困ってしまったのは、外部入力3・4をDAW(Logic)の入力3・4にルーティングしたいのに、できないということだった。
ミキサーソフト(Focusrite Control)を立ち上げると、入力画面は2つしかない。3~6はどうした?
出力画面に切り替えると、これまた入力x2しかなくて、DAWへの出力BUSも1・2しか表示されない。
これでは2入力2出力ではないか?
どういうこと??
実際にEWIの外部音源出力をSaffireにして、そこから出したアナログ信号をScarlettの入力3・4番につないでも、微かな音しかモニターできない。
なんだこれ?
今は立ちあがらなくなってしまったSaffire用のミキサーソフトは、記憶が薄れているがこんなことはなかった。ちゃんと入力は8つくらい並んで表示されていた。なぜ入力が2つしか出ないのか?
……と、この状態でかなり悩まされた。分からないまま一晩経過。
翌日、じっくりとマニュアルを読んでみる。
すると、どうやら、「第3世代」にバージョンアップしたあたりから、ミキサーソフトのインターフェイスデザイン(構成)が簡略化されたらしい。
ネットでも「ミキサーソフトが分かりづらい」という苦情がいくつか出ていた。
マニュアルを読んでも、いまひとつ解明できない。
しかし、いろいろやっているうちになんとなく分かってきた。
まず入力側の画面は、何をどうやっても前面の2つしか表示しないらしい。裏側のLINE入力3~6はレベル固定らしい。
で、出力画面では、最初に表示されているのはHARDWARE INPUTS というのが2つだけなのだが、その横にある小さな+という部分をクリックすると、3~6までが追加されて表示されるのだった。

↑最初は2入力しか表示されていない!
↑右に小さく出ている「+」をクリックすると、外部入力画面が増える。
これがまず許せないよなあ。最初から6つ表示しておけよ!
それをDAWの入力何番に出力するのかというルーティングの方法がよく分からない。デザインしたやつ、頭おかしいんちゃうか?
マニュアルをよく見ると、こんな一節があった。
重要
各出力のミキサーを異なる入力セットで構成することはできません。使用中の入力チャンネルのセットは「グローバル」、つまり Scarlett 装置のすべての出力に適用されます。ただし、不要なチャンネルは簡単にミュートにできるため、個別のレベルに設定した個別のミックスを作成することは可能です。
何度読み直しても意味がよく分からない。俺がバカなのか? このインターフェイスを作ったやつがバカなのか?
やりたかったのは、
- 表の入力1はマイクをつなぎっぱなし。それをLogicの入力1にルーティング
- 入力2はギターやEWI内蔵音源などからのLINE出力をつなぐ。それをLogicの入力2にルーティング
- 裏の入力3-4はSaffireの外部出力をつないで、外部音源を使ったEWIのアナログ入力として固定。それをLogicの入力3-4にルーティング
- 裏の5-6はPC(Windowsマシン)からの音声出力を常時つないでおき、Windowsマシンで再生した音楽をダイレクトにスタジオモニターから出力させる
……ということ。
しかし、上の「重要」という説明をよ~~く読み解くと、これはできないようだ。それぞれの用途のルーティングを複数記憶しておき、いちいち呼び出せばいいということか。
こんなのミキサーとは呼べないじゃん!
……と怒りながらも、なんとかやりたいことができるようにカスタマイズできたみたいなので、これで一安心か。
Saffireからのアナログ出力がつまみを最大にしても小さめなのが引っかかるが、Soundblaster PLAY!3 よりは音がいいはずだと信じて、PLAY!3はお役御免になった。
お片付け
Scarlettでのルーティングがなんとかなると分かったので(未だにピンとこないのだが)、さて、YAMAHAの n12 を片づけて、机の上をスッキリさせるかな、と、重い腰を上げて、ちんたらと片付け開始。
なんか、機材の隙間や紙類の下からよく分からないものが次々に出てくる。小さなビス、ゴムキャップのカケラ、折れた木ねじ、意味不明のメモ……。
これなんか↓買ったからあるわけだが、まったく記憶にない。何に使うものだ? MIDIかBluetooth関連のような気がするが……。

後になって、Bluetooth受信機らしいと判明。タイムレイテンシーがありすぎて使いものにならず、ゴミになったのかな。

n12からケーブルを全部外して、机から下ろした。

↑これだけのスペースが空いたが……、
これを部屋から運び出す気力が生まれず、また、持って行き場もないと思い、また元に戻した↓。

単なるミキサーとしては使えるわけだが、今の音楽制作環境では使うあてはない。部屋はある程度広いので、数人のセッションならできるんだけれどね(ドラムは無理として)。
呼びたいミュージシャンは東京にいるし、コロナになってしまい、気軽に人を呼べなくなってしまった。
だから、このn12には、目下入力が1つもつながっていない。一応mainのステレオ出力だけはプリメインアンプにつないで、いつでも音は出せるようにはしたけれど、下手したらもう二度と電源を入れることなく死んでしまうかもしれないなあ。
でかい機材や楽器を持っている人間は、死ぬと残された人が迷惑する。心苦しい。
さて、あとは音楽を創り出すことだわね。
それをしないなら、なんのための苦労か分からないのだから。

サルスベリの花がさらに増えている。