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のぼみ~日記 2020

2020/11/08

彫刻「家体」



日曜日、某テレビ番組のスタッフに呼び出されて、日光郷土センターまで話をしに行った。
日光駅から神橋までの道は観光道路でもあるので、休みの日には行くことはないのだが、しゃあない。
紅葉の時期でもあるし、混んでいるだろうなと思って早めに出たら、まったく渋滞に巻き込まれることもなく、15分で着いてしまった。約束の時間より30分も早いので、郷土センターに展示してある彫刻「家体」の写真を撮っていた。
これは車輪がついてなくて、神輿みたいに担ぐタイプなので「家体」と書いて「やたい」と読むらしい。

高覧下の獅子の彫刻が楽しい。陽明門の彫刻なんかよりずっと面白いと思う。

一段下がった場所に置かれているので、上から見下ろすこともできる。



これこれ。ほんとに楽しいね。















懸魚は金で仕上げた水龍と鯱。奥に鳳凰。





後方は鯛を狙う水龍?



花鳥もいろいろあって楽しい。


番組は例によって東照宮を中心に紹介するらしいのだが、コンセプトが決まってないらしくて、そんな中で、たまたま郷土センターに置いてあった狛犬図鑑01 日光東照宮の狛犬と日光のはじめ狛犬たちを見たらしい。
東照宮が狛犬の聖地だという紹介の仕方は可能か、と訊かれたので、それはちょっと無理がある、と答えた。
奥の院の狛犬は「東日本最古の石造狛犬」といわれているし、狛犬史的には貴重なものだけれど、それだけで「聖地」(「○○の聖地」とか「穴場」とか「本場」とかいうの、テレビは簡単に使いたがるよね)は無理があるから、むしろ「日光東照宮を江戸時代のバーチャル動物園として楽しむ」というコンセプトにしたらどうか、と提案しておいた。

日光東照宮動物園を見てね、と。

呼び出されただけでただ働きだったけれど、これがきっかけで東照宮の陽明門の狛犬が大正時代のものだったと知ることになり、急遽、『狛犬図鑑01』や『新・狛犬学』の内容の一部訂正作業をすることになった。
知らないこと、間違って思い込んでいることがまだまだたくさんあるのだわね。



一部訂正を入れた『新・狛犬学』。今年の「仕事」を代表するものになったかな。


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