今日から特養への荷物運び開始。いちばんでかくて重たいのは衣類箪笥。プラスチック製の衣類ケースでもいいのだが、新たに買うのはまたゴミを増やすだけになるから……ということで、我が家にある木製の箪笥を1つ空にして持ち込むことにした。重い……。
プジョーに積む前に、以前から疑問に思っていた、後部座席を畳んだときにロックできない不思議を解決するため、ネットでダウンロードしてあったPDFのマニュアルを改めて読んでみた。その結果、驚くべきことを知った。
- 後部座席は完全に外せて、2列目と3列目を移動させられる
- 後部座席を前側に折りたたんだときはロックはできない。そのまま走るには、付属のゴム紐で前の席の上にある取っ手にくくりつける
……嘘だろおい。
どこかにロックレバーがあるはずだ、ロックできる方法がないはずはない、と思ってずっと悩んでいたのだが、「ない」のである。
「付属のストラップ」で縛り付けるだと~? ったく、これだからフランス人って……。
シートは工具なしで簡単に取り外せる。これはまあいい。それを後ろにつけられるというのはビックリだが、そんなケースはまずないだろうなあ。
完全に取り外すことも、まあ、ないだろうなあ。外したシートを保管する場所が必要だし。
「付属のストラップ」というのも謎だったが、これはそれらしきものが1本、この車を中古で買ったときから後ろの荷室にあったのだった。荷物を留めるにしては短すぎるし、なんだろうと思ったままぶら下げたままにしてあった。改めてよく見たら、クリップ部分に「Made in France」と書いてある。ということは、純正部品なんだな。……これかぁ……。
まあ、これで疑問は解けた。座席は畳めるが、ロックはできない。「縛る」しかないのね。
このプジョー307SWは前の307(ハッチバックの初代2000cc)に続いて2台目だが、走る、曲がる、止まるといった基本性能は文句なしで、この運転感覚を知ってしまうと、ほとんどの国産車はかったるく感じる。でも、とにかくしょーもないところがよく壊れるし、考えすぎの設計で大ボケをかますところがある。
前の307を買い換えるなら、親の介護問題などが起きてくるだろうから、いざというときに荷物が載せられるワゴン車にしたいと思っていた。
本当は、マツダのプレマシーあたりを考えていたのだが、国産のワゴン車は中古でも高くて買えなかった。プレマシーというのは、スバルのワゴン車(レガシーとかフォレスター)などは高性能なのは分かっていても、高すぎて買えないので、せめてマツダなら……と思ったわけだが、それでも高いのよね。
このプジョーは37万5000円だったが、同じときに同じ車種(307SWのローランギャロス特別仕様車)が埼玉県内の中古車屋に4台出ていた中で、いちばん高かった。他の3台は20万円台から30万円ちょっと。安いんだから、まあ、こういうオマヌケ仕様は笑って許すことにしている。
昨日の箪笥に続いて、本日は現施設からテレビや小物を運んだ。机とベッド(これは親父用に持ち込んだり買いそろえたりしたものがそのまま残っていた)は特養には持ち込まないので、最終的には我が家に引き取らないといけない。
積みきれないので、明日だな。
夕方、お世話になっていたケアマネさんから電話で「私の担当は今日が最後になりますので……」と挨拶があった。
彼女の活躍も素晴らしかった。本来、ケアマネは自宅介護サービスの提案や立案をするのが仕事で、特養を探すなどというのは職務外のことなのに、あちこちに問い合わせ、情報を集め、都度提供してくれた。最後に間に合った特養が緊急対応に近いような態勢で動いてくれたのも、彼女の働きがあってのことだろう。感謝。