なんか、書くと抹殺されそうなことばかり続いてて、しかも毎日が中途半端に雨でムシムシ。創作意欲もアイデアもわかない。
モリアオのオタマが無事にカエルになるのを見届けることだけが救いみたいな日々が続いている。
金儲けを目的として必死に働く人たちのお陰で、わたしたちはみな経済的に裕福になるかもしれない。だが、経済的な必要から自由になったとき、豊かさを楽しむことができるのは、生活を楽しむ術を維持し洗練させて、完璧に近づけていく人、そして、生活の手段にすぎないものに自分を売り渡さない人だろう。(J・M・ケインズ)
まだ痛む足首をかばいながら散歩していると、子どもが一人道路で100mダッシュの練習をしていた。話しかけると、中一で陸上部だという。
「100mの記録どのくらいなの?」
「13秒1くらいです」
「それってどのくらい速いの?」
「日光市では一番速いです」
「すげ~じゃん。で、栃木県内では?」
「県だと、11秒7くらいで走るのがいて、それが一番速いです」
「その子は日光市じゃないんだ。どこの子?」
「鹿沼だったか、矢板だったか……」
「まあ、頑張れや~」
……みたいな会話をして戻ってきた。
その会話をしている最中、パトカーがそばを通り過ぎたが、おまわりさんと顔見知りなのか、少年が会釈すると、運転席からおまわりさんもニコッと笑顔を返していた。パトカーはスピードを緩めるでもなく、そのままスーッと去って行った。
都内なら絶対に「道路で練習しちゃダメだ」とか注意される場面だろうな。
埼玉に住んでいるてっちゃんが「都内やここ埼玉では、不審な男が男の子に声を掛けたと、確実に通報される」と冗談交じり(だよね?)で言っていたが、そこまで殺伐とした社会になっていないのは救いなのかな。
歳を取って、若い子たちのエネルギーが眩しい。
自分が中一、中二くらいのときはどんなだったかなあと思いだしてみる。音楽に夢中だったかなあ。
泣きながらギターや歌の練習していたのは中二から中三、高一くらいかなあ。