朝起きてから夜寝るまで、常に腰にぶら下がっているカメラ。あ、これ面白そうと思ったらすぐに取りだしてサクッと撮る。
最大の長所はF1.8-2.7と、レンズが非常に明るいこと。望遠端(130mm相当)でもF2.7なのだからすごい。
欠点は動作がもっさりしていること(連射速度も驚くほど遅い)とコンパクト機としてはボディが分厚く、見た目が野暮ったいこと。いいカメラなのに売れなかった(多分)のは、商品をパッと見た感じの印象がダサいからだろう。コンパクト機は見た目で売れる商品だろうから。
こういう真面目なコンパクト機はもうなくなってしまった。製造終了してずいぶん経つが、まだ新品在庫が売られているようだ。オリンパスはこれの後継機種を出すつもりはないらしいので、これが壊れたらかなり困るだろうなあ。
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製造終了して何年も経つのに、2018年10月現在、
Amazonではまだ新品も売られていた
。中古は1万円代から。こういうカメラはもう出てこないと思われるので、買うのは本当に今が最後のチャンスだろう。
オリンパス Stylus1

1/1.7型 CMOS。4000x3000(1200万画素)。F2.8(全域)/6-64mm(28~300mm)。1/2000~60秒。402g(カード、電池込み)

28-300mm相当で全域F2.8という使いやすさが最大の魅力。画質もXZ-10よりは上。連写速度などもはるかに上。マクロから野鳥までなんでもこれ1台でこなせる万能カメラ。
正確な電子ファインダーがついているのもいい。いざとなればマニュアルでピント合わせがしっかりできる。
ただ、基本的には1/1.7型CMOSのコンパクト機だから、背景はぼけないし、画質もAPS-Cサイズのカメラには負ける。
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驚くべきことに、Stylus1の新品はAmazonで21万円以上、後継機種の
Stylus1Sは13万円以上で売られている
(2018年10月現在)。製造末期の3倍から4倍の値段だ。
この2種は基本的には同じものなので、当然、古いほうを買うことはない。13万円超というのもどうかと思うので、よさそうな中古を探すべきだろう。
このカメラこそ、今後絶対に出てこない、最後の「万能機」であろう。今のモデルが壊れたら、多少無理をしてでもまた中古を探して買うと思う。
ニコン COOLPIX P340

左側がP340。右はオリンパスのXZ-10。どちらも使い込んでいる
P340はニコンが良心的に作っていたコンデジPシリーズの最終モデルだ。
日常お散歩カメラとしてXZ-10とどちらがいいかテストするために相当くたびれた中古を買った。ボロボロといってもいいような外観のものだったが、それでも軽く2万円以上した。
XZ-10の1/2.3型に比べて一回り大きな1/1.7型CMOSを採用。広角側F1.8(24mm相当)~望遠端F5.6で120mm相当というレンズ。XZ-10との比較では一長一短だった。(
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しばらくP340を腰にぶら下げていたのだが、いつのまにかXZ-10に戻ってしまった。最終的にはXZ-10のマクロ性能や夜でも明るく撮れるレンズ性能に軍配が上がったというところか。
P340が勝っているものの1つに動画性能がある。映像もだが、音がよい。
ライブステージをシラッと動画で撮るときなどはいい。ただ、動画撮影開始までにタイムラグがあったりして、イラつかされる。
P340で撮った動画。XZ-10に比べると音が格段によい

ソニー NEX-5R+ソニー50mm/F1.8

APS-Cサイズ CMOS。4912 x 3264(約1610万画素)。F1.8/50mm(75mm)。電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
バルブ or 30~1/4000秒。276g(本体とカード、電池込み。レンズ含まず)
コンパクト機の小さなCMOSではどうしても物足りない、あるいは背景をしっかりぼかして撮りたいという場合は撮像素子を大きくするしかない(そうしないと物理的にレンズの焦点距離が伸びないから)。
それでもなるべくコンパクトにいきたい、ということで、レンズ交換式ミラーレスカメラの登場。性能も上がってきたので、今まで使っていたAPS-Cサイズの一眼レフ(ソニーα300やペンタックスK-r)からAPS-Cサイズのミラーレスへ移行した。
最初に買ったのがNEX-5R。これはファインダーがついていないのが失敗だった。このクラスのカメラになるとやっぱりファインダーは必要。というわけで、ファインダーのついているNEX-6を買えばよかったと後悔したが遅い。
これは動画撮影と狛犬写真集用に使っている。レンズはもっぱらSony製の50mm/F1.8。このレンズは安くて助かる。セット販売のズームレンズ F3.5-5.6/16-50mm(24~75mm)だと背景がしっかりぼけてくれないので、今ではしまい込んで忘れている。
動画がいい感じで撮れるし、内蔵マイクの音もそこそこよい。これ以上音質を求める場合は、かなり高価な録音機を別に買う必要がある。
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