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のぼみ~日記2016

2016/10/10

最後のインウッド



2つあるうちの1つは完全雨ざらしなので真っ黒になっている


二階のベランダ(正確にはルーフバルコニー……らしい)に置いてあるベンチが相当黒ずんできていて、インウッド(アメリカ製の浸透型木部塗料)が残っているうちに重ね塗りしたほうがいいなあ……と思いつつ、親父の介護問題などが起きてそのままになっていた。
日常を取り戻すシリーズの一環として、寒い曇り空の下、決行。
残っていたはずのインウッドの缶がなかなか見つからずに苦労した。こんなに小さな缶だったか……。

もう1つは庇の下に置いてあるので、そんなに黒くなっていない



並べてみると色の違いがはっきり



これがインウッド。輸入業者が契約切れになったようで、変わっていた。川内村の家には木部がいっぱいあったけれど、ここではサイディングだから、もうこの塗料を買うことはないかなあ。生涯最後のインウッド?



雨がかからない裏側は同じような色だった


インウッドはタヌパック阿武隈の外壁を塗るときにいろいろ調べて、キシラデコール(ドイツ製)よりも安く、一度塗りでもOKというので買ってみたのだった。

今はもう人の家……完成直後のタヌパック阿武隈の外壁はインウッドで塗った


明るい色にすると、塗った直後は派手派手になり、その後はくすみが目立つようになる。塗らないとどうなるのか、キシラデコールと比較してどうなのかは、やってみてないので分からない。
日本ではこの手の浸透性木部塗料というのはあまり作っていないようだ。DIY店で売られている木部塗料は、経年劣化すると表面がひび割れて剥がれたりするのが多い。インウッドやキシラデコールは基本的に「油」で、木部の中に染み込んでいくタイプだから、「剥がれる」ということはない。ただ、表面に膜ができるわけではないので、汚れる。
このタイプの国産塗料がなくて、塗装屋さんもキシラデを使う。国の重要文化財の木造建築の補修などにもキシラデコールが使われているという。木の国ニッポンは消えたのかな。田舎でも外壁はサイディングだらけで、木の外壁で新築する家なんて滅多にない。趣味性の高いログハウスのみ。しかし、ログハウスは日本の風土に合っているかというと、それまた疑問だしなあ。
ウッドデッキやテラスまでが、今は木を模したプラスチックや金属だったりするから、ますます浸透型木部塗料の出番はなくなるのだろう。
  

レオの秋化粧


このところ、レオは絶好調だが、毎回散歩に出た途端にこの顔になる



なんか文句あっか?




一晩経ったベンチ(再塗装済み)



あんまり見栄えは変わらないけれど、雨を弾く力は復活したはず



バルコニーの隣の木(ナラ?)にもドングリがついた。秋……を味わう間もなく、すぐに冬だなあ



バルコニーから屋根をしみじみ見る。お金かかったけれど、重ね葺き工事はしてよかった。夏の断熱もグンとよくなった感じ



ということは、冬の断熱、保温性能UPも期待できるかな? へたったコロニアル(スレート瓦)葺き屋根を塗るくらいなら、裏がスポンジのガルバ鋼板を重ね葺きする工事をお勧め。少し高くついても、結果よしで満足するはず



あ~、ついにオリオン座が出てしまった。これから長い長い冬だ……。寒い……。ももちゃんのお世話になる季節が始まる











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「福島問題」の本質とは何か?


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『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
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第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

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