2016/06/12の1
キリフリ谷の藝術祭(1) 文星芸術大生の作品

今日は「キリフリ谷の藝術祭」というのを見に、遠足することにした。
フェイスブックで誰かがリンクしていたのを見て知ったのだが、イメージとしては妻有でやっている大地の芸術祭のミニ版のようなものか。いや、ちょっと違うな、あれは屋外展示が中心だったから、こっちはアート版のお宅訪問みたいなものだろうか。
ともあれ行ってみなくては分からない。
ネットでダウンロードしたパンフ地図をA4に印刷したものを持って、まずはJRの日光駅舎↑へ。
その前に、日光駅前の某店でランチをと思ったのだが、何があったのか看板は出たまま飲食コーナーは閉鎖になっていて、食いそびれた。食べログに出ていて、前から一度入ってみたかったのだが、どうもそれまでのような営業ができなくなった事情があるみたいだった。
仕方なく、調理パンを買って珈琲(300円!)を飲んでごまかす。ちょっとさい先悪い。

この緑色の看板がそれぞれのポイントを示す目印

JR日光駅舎の二階で、ポスター展「学生が見た国際避暑地 奥日光」。文星芸術大学のデザイン専攻学生14名がそれぞれのアート感覚で奥日光のイメージポスターを作った、という趣向

やるじゃ~ん。例の騒動で一躍日本中に知られるようになったデザイナー佐野なんとか氏より魅力的な作品も……

ここに置かれていた「iro-ha oku-nikko visual book」という大判(A3変形)の冊子(無料)がなかなか面白かった

磯崎汐理さんの作品『探索マップ』

川田裕子さんの作品『奥日光キャラクター』。こんなキャピッとしたものから……

金指結衣さんの作品『滝模様』。こういうアート作品まで、いろんな個性が見られて楽しい

いちばん感心したのはこれかな。今井陸人さんの作品『奥日光の鳥居』。鳥居と動物の大きさが原寸比で描かれているのがミソ。タイトルはもう一ひねりほしかった?
文星芸術大学は、日光のイベントではよく顔を出す、というか名前を見る。
冬に行われる含満ヶ淵の光のページェントでも作品を展示していたっけ。
この無料配布のアート冊子は見開きにすると横幅が60cmもある巨大なもの。さぞお金もかかっているのだろうと思うが、全ページ、黄色と紺色の二色刷にしているところもお洒落。混ぜ合わせると緑色になるので、色分解印刷を駆使して2色とは感じさせない色を作りだしている。
こういう企画にはどんどん行政もお金を出して応援しましょう。この世知辛いご時世で、こういうものに触れると心からほっとする。
若いっていいなあ。
彼らにとっても一生の想い出になるのだろうけれど、できることなら、この気持ちをずっと持ち続けて、自分の人生をアートしてほしいね。
実際それをやっている人たちにこれから会うことになるのだが、素敵な序章となった。

外に出るとこんなバスが通った。このカラーリングはいいのかな? 実にびみょ~だな
日光駅舎ホワイトルーム
JR日光駅の二階 この駅舎そのものが見応えのある近代建築
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「福島問題」の本質とは何か?
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『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!
第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる
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『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。
第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛
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