2016/01/11
日光のはじめ狛犬たち を撮る(4)小百・高雄神社

非常によくできた狛犬
ここも「たかお」神社だが、「高龗」ではなく、「高雄」と書く。
他に「高尾」と書く神社もある。元は全部「高龗神社」だったのではないだろうか。
で、この神社も小学校に隣接している。所野もそうだったが、クルマが停めづらい場所。ここにはかなりすごい狛犬がいた。
寛政7年(1795)は今のところ建立年がはっきりしている狛犬では栃木県内第13位。220年前。
これはすでにはじめ狛犬とは言えないほどしっかりした技術で彫られている。しかし、同時代の江戸獅子や浪花狛犬などとはやはり趣が全然違う。はじめ狛犬から蹲踞型の本格的な?狛犬に進化する途中を見ているようで、とても興味深い。
残念ながら阿像は顔が大破して引退。社殿の裏にひっそり置かれていた。代わりに新しい阿像が造られたようだ。これがまたとてもよくできたレプリカで、220年前の吽像と並んでいてもあまり違和感がない。

これはレプリカの阿像

こちらはオリジナルの吽像

後ろ姿も美しい

尾のデザインは行者堂の狛犬にも似ているが、行者堂の狛犬よりこっちのほうが8年古い

社殿裏に引退しているオリジナルの阿像。顔がない

あと数十年もすれば、新しい阿像もすっかり調和しそうだ

寛政7年
ここで本日2回目の想定外迷子に。
小百にはもう一社、はじめ狛犬がいる神社があるはずなのだが、その神社が見つからない。
事前にGoogleマップでそれらしき場所をマークしておいたのだが、そこはまったく違っていてただの民家の納屋だった。
その家の前で洗車していたおじさんに訊いたが、自分は婿に来てあまり土地のことは詳しくないからと奥さんを呼び出し、その奥さんも分からないからとばあさまに訊き、それでなんとか聞きだした場所を探してみたがまったく分からない。
そうこうするうちに日没が近づき、ついに諦めて次へ行くことにした。
あなたの知らない日光がここにある! 山奥にひっそりいる幻のはじめ狛犬なども網羅。
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「福島問題」の本質とは何か?
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