今日はこだま食堂が開いていてよかったが、閉まっていたときに入ろうと思っていた食堂ニジコの場所を確認しておこうと、こだま食堂を出て表通り(国道119号。日光街道)に抜ける路地を進んだ。
ニジコはGoogleマップでは通りに面しておらず、裏手にあるように表示されるのだが、それは嘘だということが分かった↑
路地裏をぐるっと一周して戻ってきて、ようやく見つけた。
このすぐ隣はニコニコ本陣だが、ニコ本の東側にくっついている「玉藻小路」一帯からさらに二宮神社に続く裏路地一角は古い街並みを少し留めていて面白い。
このテイストを大切にしてニコ本を設計したらどれだけ魅力的な観光スポットになっただろうと思うと、残念でならない。
火曜日は日光珈琲饗茶庵などが定休日のため、平日でも満車のことが多いニコ本駐車場は空いていた。
ちなみにニコ本の駐車は玉藻小路前にある第3駐車場がお勧め。狭くて台数は限られているが、第1駐車場が満車のときにもここが1台、2台分くらい空いていることがある。
ニコ本の駐車場がどこも満車で日光街道に駐車待ちの車があふれているようなときはさっさと諦めて別の方法があるのだが、地元の人はみんな知っているから、ここでは書かないでおこう。
ニジコだけではなく、このあたりは気になる飲食店や古い個人商店が点在していて、ブラブラ歩きには一推しエリアだ。
食酒空間コスモス(洋食レストラン。ランチメニューは平日11.30~14.00)、とんかつ一彦(日替わりランチあり)、食堂ニジコ(炒飯がうまいらしい)、中屋食堂、そしてネコヤドのプロデューサーが今市への進出拠点にしているカフェ饗茶庵(食事もできる)。
ニコ本を挟んで北西側には、煮込みハンバーグのたきた、ラーメンのみはと食堂などなど。
通りを渡ってかましんの側には、贅沢だけど天然物鰻を食わせる魚登久、洋食の金長、日光三大氷室の一つ松月氷室、激安ランチのとりよし、そしてこだま食堂、などなど。
今市の街は昔の街並みがだいぶ崩れてしまって、ちょっと見にはただの地方の町だが、じっくり歩いて、いろんな店を覗いていくと本当に面白い。

さいもんくんがファンだという洋食屋さんコスモス。ここもそのうちに……。ちなみに今日は火曜で定休日

手芸店「はるきゅう」もこのへんではかなりの老舗だそう。

ちょっと困ってしまうような店名のスナック

店の外には日替わりランチの展示があった。今日のランチはハンバーグ。

路地裏を一周してきて、表通りに戻ったところでようやく見つけたニジコ。

コスモスの3軒左だった。隣は演歌バリバリのポスターだらけの……何屋さんだ?

いい感じの看板。この看板だけで入りたくなる。

今度はここで炒飯を食べるぞ~と思いつつ、横目で確認。

ニコ本の駐車場を抜けて玉藻小路へ。人がすれ違うのもやっとの狭さ。

抜けて振り返ったところ。右手の建物は日光珈琲プロデュースの宿や。

玉藻小路という小さな看板がなければ、誰も気づかないよなあ。ここが観光スポットだとは。

火曜はここもお休みなのかな。表札がピカピカで立派だな。

その向かい側が饗茶庵。鹿沼の饗茶庵より、さらに難易度が高い場所かもしれない。事前に情報を知らなければまず入らないだろうなあ。

みんな閉まっている火曜日に、ここだけは開いていた。ヰザワドーナツ。豆腐ドーナツとイモコロを買ったついでに、夏を惜しみ、スムージーも追加してしまった。

ここは饗茶庵の裏手。饗茶庵の氷を店外で注文してテイクアウトするときの受け渡し口にもなっている。

正面に見えるのが玉藻稲荷。その先がニコニコ本陣。

いつもは満杯のニコニコ本陣第3駐車場。火曜日はガラガラで、ある意味狙い目かもしれない。火曜日は船村徹記念館は閉館日だが、売店は開いている。ヰザワドーナツも開いていることがある。饗茶庵などが閉まっているので覗いて回る楽しみは減るが、確実に人は少ないのでゆっくりできる。

この一角を目当てにニコ本に立ち寄る人が増えていく気がする。絶対に気持ちのいい空間だもの。

立て看板の配色などもちゃんと計算されていて、ここだけはすごくいい雰囲気。この空気感がニコ本まで包み込んでいたら、どんなに素晴らしかったか。

玉藻稲荷。狛犬がいないのは残念。ちっちゃなはじめちゃんとか江戸時代のキツネでもいたら最高なんだけどね。ときどき本物の猫もいる。

日光珈琲プロデュースのガチャガチャ。下の段にはねこみくじ? なんだろ、それ。

中身は缶バッジ?

できてきた~。今日はももりんごにしてみた。果物だけの甘みで上品。氷は三つ星氷室の天然氷。

ここからお休み処「かなめや」の横を通っていくとニコ本の中へ抜けられる。飲食店と売店の建物をもう少し工夫していれば、ずいぶん雰囲気が違っていたんじゃないかなあ。

個人宅の中にある「眼力稲荷」

今日も彫刻屋台展示館は閉鎖され、ライトもついていなかった。ガラス越しにはちゃんと見えるようにLEDライトで明るくするくらいのことはしてくれてもいいのに。なんという無愛想だろう。

売店は面白いものがそこそこある。JA提携の農産物直売所は安くてお勧め。これは日光唐辛子。100円。おみやげに最適。

ここに来たらぜひチェックしたいのが「手づくり惣菜 美彩たむら」の惣菜コーナー。全国弁当グランプリ受賞の駅弁も作っているお店で、ここでは「詰め放題300円、500円の鶏唐揚げ」や「ひみつのコロッケ」「ひみつのメンチ」が人気。

このがんもどき(ひろうす)もなかなか美味。酒のつまみにもいい。

通りを挟んでニコ本の向かいには酒蔵「渡邊佐平商店」がある。奥まっているが売店もあるようなので、ここで自然醸清開の一升瓶を買って帰るのもよい。自然醸清開の一升瓶は日光市内の酒屋、スーパーではほとんど置いてある。値段が安いわりに美味なのでお勧め。もちろん純米。

入ってみなかったが、奥に見えているところで売っているようだ。

かましんの横を抜けて裏側に回る。こんなところにトイレが。

昔ながらの薬屋さん。

季節によっては天然鰻も食べられる、このへんでは有名な鰻屋さん。

これだけ8月27日の写真だが、かましんの裏手駐車場横にある寂れたミニミニアーケードには、激安ランチ、弁当の「とりよし」がある。ここもブラブラ歩きルートに入れて一周するといい。