雨の金曜日　チビカエルを見ている

今日は1日雨。やまないので、傘をさしてオオカミ池に。チビカエルたちが数匹、あちこちでぴょんぴょんしていた。
最初に撮ったやつはものすごく元気で、人の気配を感じるとダッシュして池に飛び込み、そのままスーッと泳いで姫睡蓮の葉っぱにつかまってこっちを見ている。
小さいから肉眼で見ているときはほとんど分からないのだが、部屋に戻って写真を確認していると、どうも背中の線がヤマアカガエルにも見える。
卵の感じは完全にニホンアカガエルだった。でも、卵塊は日にちをあけて3個くらい産みつけられていたから、後から生んだやつがヤマアカだったとか？
そんなことってあるんだろうか。

それともニホンアカガエルも、変態直後の小さいときは背中の線が曲がっているとか？　う～～ん。分からない。

そもそも、この池の周辺で大人の？ヤマアカガエルは一度も見たことがない。全部ニホンアカガエルだった。不思議だ。

緑色のがいたので追いかけて横から撮ったら、シュレではなくてアマガエルだった。アマガエルもこの池で育っていた？
卵らしきものは見あたらなかったがなあ。アマガエルの卵はかたまっていないので、見つけづらい。それにしても毎日飽きるほど池の中を見続けていたのだから、もし産みつけられていたら見つけてもよさそうなものだ。
それとも、田んぼで生まれ育った子がはるばるやってきたのだろうか？　それも考えにくい。田んぼとここの間には大きな畑があって、そこを横切らないといけないし、塀に囲まれているこの庭に潜り込むのも一苦労のはず。
やはりこの庭の中で生まれたと考えるのが普通だが……。
見えないところでいろんな命が生まれ、育っているのだな。

この子の写真を撮って、ついでに動かないにしても動画も……と動画に切り替えたら、一瞬首を動かした。
そのときは全然気がつかなかったのだが、後で動画をよく見たら、カエルのすぐ目の前をごくごく小さな（1mmくらいの）虫が横切っていて、それをパクッと食った瞬間がとらえられていた。
この子にとっては池から出て初めての食事だったのではないだろうか。
こうしてみんな大きくなっていくんだねえ。

この子はさらに背中の筋が曲がっているようだ。やはりヤマアカなのか？　う～～ん。そんなはずはないと思うのだが……。

このへんでは、田んぼや住宅地はサトアカ（ニホンアカガエル）、神社の境内や山道を歩いているときに出くわすのはヤマアカと、きれいに棲み分けができている。かわず庵の庭で（大人の）ヤマアカを見たことはない。卵もしっかり弾力があったから、確実にサトアカだと思っていたのだが、この子を見ていると自信がなくなってきた。

まあ、どちらにしても、オオカミ池生まれ、オオカミ池育ちの初代であることには間違いない。