去年、かわず庵の玄関先から生えてきた桐。大谷石の塀とコンクリートの駐車スペースの間のひび割れから出てきたので、このまま大きくなられると困るから、冬の間に下のほうで切っておいたのだが、切り口からめげずにまたどんどん育ってしまった。
どうしましょ。花を見たら、その後は伐ろうかな。花を見てみたい。
夕方、無性にブブロンのパンが食いたくなって、雨の中を往復。明日が休みなので、あまり残っていなかったが、ミニウインナーの入ったベーグル(100円)が実にうまい。
で、見慣れぬものを売っているので訊いてみたら、宇都宮で店を出しているタイの友人から「よかったらこれ、あなたのお店に置いてもらえない?」と頼まれたのだとか。
タイではごく普通のお菓子らしいのだが、実に面白いので買ってみた。
レゴブロックのような感じで、四角い穴のブロック単位でポリポリと割れる。少しずつ食べるうちにだんだん小さくなっていく。
味は淡い甘さと上品なカリカリ感が融合して、飽きない。これは傑作だなあ。
日本ではまだ知られていないから、少しアレンジしてご当地名産菓子として売るなんてことも可能ではないだろうか。
ベルギーワッフルやクレープが東京で名物になったりしているわけだから、このままでも十分いけると思う。
のぼるくんがなかなか水を飲まず、先日も膀胱炎になったのを機に、どうしたら水を飲むようになるかいろいろ考えた末に、
「猫が水をよく飲む器 ヘルスウォーターボウル」なるものまで買った話はすでにした。
その後、さらに観察を続けると、結局のところ、のぼるくんはヘルスウォーターボウルではなく、以前、衝動買いしたまましまい込んであった厚手の陶器(サラダボールくらいの大きさ)からしか水を飲まなくなった。これに落ち着いたようだ。
というわけで、世界中の「なかなか水を飲まないネコ」を相手に困り果てているかたがたは、いろんなタイプの容器をしつこく試してみることをお勧めする。
ネコによって好き嫌いはあるらしい。のぼるくんの場合は、ずっしりした大きめの陶器が好きらしい。
み~ちゃんはなんでもいいようで、楽。水たまりや池の水まで飲むので困るのだが……。
NNNドキュメント「それでも作り続ける ~福島“原発避難区域”のコメ作り~」
を見た。
川内村の隣人・けんちゃんが出ていた。『裸のフクシマ』にも登場する、ジョンの飼い主。
うちはけんちゃんがお隣さんで本当に幸運だった。
狭い村(面積は千代田区の17倍もあるが、家は1000戸に満たず、人口は2000人台だった)のことだから、うちも含めて外から来た変人たちが溶け込むのはそんなに簡単ではない。みな一様に親切だが、裏では「あいつは危険人物だから注意しろ」みたいな噂が飛び交ったりする。
役場の中での僕への評価も真っ二つに分かれていたそうだ。
けんちゃんはそんな中にあって終始一貫表裏なく、誠実に、親切に接してくれた。
雪が降れば黙ってうちの前の私道にトラクターを走らせて除雪してくれるし、分からないことを訪ねるとすぐに調べて教えてくれた。
3.11の後も、けんちゃんのおかげでどれだけ助かったことか。
今住んでいる日光の家も、隣人たちがみないい人たちなので本当に助かっている。
かつての、そして今の隣人たちに改めて感謝。