2015/06/09の2
モリアオを求めて湯西川へ(2)平家の里で卵だけ発見
なんとなく湯西川温泉方向へ進み、結局、平家の里というよく分からない観光施設?に到着。
入る前から蝉の声がすごい。こういうところにはいるんじゃないかなあ……というわけで、一人510円の入園料を払って入る。
民家園とかふるさと資料館とか、日本中によくある施設。古民家を移築し、古い民具などを並べてある。ところどころにジオラマとかループ再生のモニターとか等身大人形とか……。
BGMは琵琶の音。お休み処があって蕎麦とかかき氷とか田楽とかが食えて……。とにかく特徴がない。展示品の説明もない。
敷地の真ん中に池があり、そこにモリアオガエルが産卵していた。琵琶のBGMに混じって鳴き声も。
鯉が泳いでないだけいいが、妙にきれいにしてある池で、ここでモリアオのオタマがちゃんと成長できるのか心配だ。
数も少ないし、いなくなるのは時間の問題かもしれない。
ほんとに「デザイン」ができてないのだよなあ。

展示してあるものの時代がバラバラで関連性もよく見えない

日本中どこに行ってもこういうのはあるよね

なにかいい被写体は……と探すが……

あんまり心動かされるような絵にならない

衣装の資料として撮っておくけど……

池の周辺からモリアオの鳴き声が聞こえてきたのでもしや……と見ると……

あった

ここにももう1つ

水がきれいすぎるのが気がかり

ビオトープとしてデザインすれば、もっと魅力的な池になるのに……

ヤマボウシが見事に咲いていた

これで100円分くらいかな

頑張って整備していることは分かるのだが、なんだろう、感動や不思議さがない

鹿……剥製かと思ったくらい動かなかった

帰りにもう一度卵をじっくり見て……
ここ湯西川温泉では、
冬は「光輝く氷のぼんぼりとかまくら祭」というのをやっている。各旅館の露天風呂はほとんどが渓流に面していて、ひなびた風情を味わえるのが売りのはず。
廃墟ホテル群が名物になってしまった鬼怒川温泉よりは、本来の「温泉地」としての観光要素はあるはずだが、どうにも中途半端な印象が残る。
来る途中、妙に新しく、しかも土地柄にまったくそぐわない集合住宅群みたいな風景があったが、あれはもしかするとダム建設で埋まった集落の集団移転地だったのだろうか。であれば、本当にランドデザインをしていない。
今、馬鹿丸出しショーを世界に向けて発信している新国立競技場の建設問題もそうだが、日本では「自然にできあがった風景」には味わい深い情緒がこもることがあるが、それを壊して金をかけて新しいものを作っていくところはことごとくひどいことになる。
デザイン力がない。思想が浅い。哲学がない。
そのへんをしっかり認識した上で、これからの文化はどうあるべきか、考え直していかないと、ほんとにひどい風景しか残らないだろう。

駐車場の奥の吊り橋。これもなんだか中途半端だった

吊り橋から見た風景。こんな感じの温泉街

さらに奥にある「平家狩人(またぎ)の里」という観光施設……う~~む……
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のぼみ~日記の写真は主にオリンパスXZ-10で、他にオリンパスStylus1、ソニー NEX-5R+SONY 50mm/F1.8 OSSなどでも撮っています

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