子ども1人がん確定 福島県2巡目甲状腺検査
福島県は12日、東京電力福島第1原発事故発生時、18歳以下の子どもを対象とした2巡目の甲状腺検査の結果、1人ががんの確定診断を受けたと発表した。2巡目の検査は2014年4月から実施し、がんの確定診断は今回が初めて。がんの疑いは昨年12月の前回公表時から3人増え、計7人となった。
福島市で同日あった県民健康調査検討委員会で県が報告した。検討委の星北斗座長は「これまでの評価を変える必要はない」と述べ、原発事故との因果関係は考えにくいとする見解を維持した。
調査を担当した福島県立医大によると、2巡目の検査で「がんまたはがんの疑い」とされたのは事故当時6~17歳の男女8人。11年10月に始まった1巡目の検査では、8人全員が「問題ない」と診断されていた。
1巡目は子どもの甲状腺の状態を把握する「先行検査」、2巡目以降は原発事故の影響を調べる「本格検査」との位置付け。両者を比較することで、がん発生リスクの傾向を把握できるという。
1巡目は約30万人が受検し、86人はがんの診断が確定、23人は「がんの疑い」とされた。2巡目は事故後に生まれた子どもを含む約38万5000人が対象。約10万6000人が受け、約7万5000人の結果が判明した。
(河北新報)
甲状腺検査2巡目にして、新たに8人の子供が‘‘がんとその疑い’’と発表された。これまでも100人を超す子供たちがそう診断されている。チェルノブイリでは、5000人以上の甲状腺がんの発症があり、手術が行われた。
しかし国や県、一部の医療機関のやっていることは、‘‘安全安心キャンペーン’’ばかりで、何の対策も講じていない。環境省の「専門家?会議」に至っては、「スクリーニングで不安を煽るため、検査自体やらない方がいい(任意でいい)」とまで言い出す委員もいる。
小児甲状腺がんは、100万人に数人の発症で、限りなく0に近い。となると福島で手術をした99%の子供たちは、今その必要がなかったのではないか? と当然の疑問が湧いてくる。しかし実際の手術例は、「7割以上が1㎝以上でリンパ節転移、中には遠隔転移もある。小さいがんでも反回神経に近い(声を失う)あるいは気管に接している」宮内昭医師(隈病院)。つまり今、どうしても手術をしないといけない子供たちなのだ。
それでも危機感を持たないのは、現場に目を向けているとはとうてい考えられない。そんな専門家、医療従事者とはいったい何者だ。
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