◇1997年8月17日
8月5日。タヌパックスタジオ越後に滞在中、夕方、風呂から出て身体を拭いているときに左手の薬指を曲げたまま身体にぶつけ、バキッという音がする。痛みもないし、軽い突き指だろうと思い、最初は全然気がつかなかったのだが、よく見ると指先が曲がったまま元に戻らない。意志に反して指が伸びない。
川崎の本宅にいる妻に電話し、保険証をFAXしてもらい、すぐに隣町の外科病院へ。診断は腱の断裂。ここでは手が施せないので明日、すぐに県立病院へ行くようにとのこと。
恐らくすぐに手術だろうと言われる。
8月6日。ギターが弾けなくなるのではないかという恐怖を抱きながら、混んでいる県立小出病院整形外科へ。
ここの医師(結構投げやりな感じ)の話では、2か月完全固定。その後リハビリ。手術は下手にできない(かえって悪化させる結果もあり得るから)とのこと。完全治癒は難しいようなニュアンスのことも言われる。普通の生活には全然差し支えないだろうが(その医師も右手薬指の腱をスキーで断裂したことがあり、少し曲がっているとか)、ギターのことは分からないと。
ただ、いずれにせよ手の専門医に相談したほうがいいとも。
で、その足で、前日診てくれた医師を訪ね、もう一度相談したところ、新潟中央病院に手の外科専門医がいるので、専門家の意見も聞いてみなさいとのこと。が、その手の専門医は本当は今日が外来日で、次はめちゃ混みの土曜日だとか。だったら最初からそっちを紹介してくれればいいのに……。
いずれにせよ、固定期間2か月、その後リハビリ期間を入れると数か月はギターがまともに弾けない。落ち込む。
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