2014/05/07の2

シマヘビとシュレ

家に帰り、うるさいみ~をちょっとだけ外に出す。
……と、途端にシマヘビが昼寝をしているところに遭遇。こないだのヤマカガシと違って、これは無毒だから危険はないが、み~が手を出すとやっかいなので押さえる。

長い紐だねえ……

のぼるくんは二階から見ているだけ

オオカミ池のチェック。オタマがずいぶん大きくなっている

これは方舟の中のアズマヒキガエル。オタマらしい形になってきたが、まだほとんど動かない

チューブ状のものはもうほとんど形が残っていない。もうすぐ泳ぎ始めるはず

オオカミ池は集まってきたトウキョウダルマガエルがいっぱい

でかいやつはいない。みんな♂かな? メスは来ないのかな……

かわず庵の庭にて
さて、日が暮れる前に、シュレの卵パトロールに出よう。
今年は見つからないかなと思っていたのだが、ある田んぼで数個、浮いているのを発見。
この状態だと、卵塊の中でオタマに孵化する前に腐ってしまう。また、田植え前の水を入れた田んぼに流れ出した卵塊は、コンバインや田植機に粉砕されてしまうので、ほとんど生き残る可能性がない。
正常な状態は、田んぼの縁の中にきれいに隠れていること。土の中でオタマになり、十分育ったときにタイミングよく大雨が降って水かさが増すと、そこにオタマが無事泳ぎ出せるというわけだが、実に博打的な話だ。
だから、水が入った田植え直前の田んぼに流れ出した卵塊を探しては救出する。
シュレの卵塊は実にデリケートで、そのまま水に浮かべておくと確実に腐ってしまうし、かといって乾くとかさかさになってオタマごとミイラになる。
過去何年も、いろいろな方法で孵化を見守り、今は、大きめの穴が空いた籠と水を1cmくらい入れたバットで孵化を見守っている。
表面が乾かないように、ときどき霧吹きで水をかける。びしょびしょにすると腐るので、加減が難しい。

お! 発見。このままだと腐るか田植機で粉砕されるかの運命にあるシュレの卵塊

これはきれいに残っている

救出した卵塊は、こんな感じで孵化まで見守る
2014/05/08

翌日も同じ田んぼで発見
2014/05/09

ヒキガエルのオタマ。まだ完全なオタマの形になっていない

今日も田んぼに行ったが、手遅れで、粉砕され、べちゃべちゃになった卵塊の破片がいくつか浮かんでいるだけだった。
シュレの救出は本当に難しい。田んぼに水が入って、田植えが始まるまでの2、3日が勝負。このときに見つけないと、流れ出した卵塊は生き残れない。
ちゃんと田んぼの縁の土に埋まったまま(正常な状態)の卵塊は見つけられないから、どこにどのくらいシュレが卵を産んでいるのかは分からない。ただ、そばに森がない田んぼにはほとんど産卵していないと思う。
ちゃんと土の中にある卵は、そのまま無事にオタマになり、オタマになったタイミングでまとまった雨が降ることを祈るばかりだ。
こんなリスキーな種の残し方をしているんだから、準絶滅危惧種(栃木県レッドリストでは)になるのも道理だよなあ。
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のぼみ~日記の写真は主にオリンパスXZ-10で、他にソニー NEX-5R+SONY 50mm/F1.8 OSS、フジフィルムX-S1 などでも撮っています














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