T10という小さな電球はなんとかうまくついたのだが、その後に届いたS25という前後のウィンカーやストップランプ、車幅灯などに使われているタイプのLED電球は失敗した。
知らないということは恐ろしいことで、このタイプには
何種類もあるのだった。
まず、口金のピンが段違いなのと平行なのがある。
次にピンが180度でついているのと150度でV字角度についているものがある。
ブレーキランプとテールランプ兼用のランプは中のフィラメントが二重になっているダブルタイプ。車幅灯などはシングルタイプ。
で、色はアンバー(オレンジ)、レッド、ホワイト(クリア)の3種類ある。ウィンカーはオレンジに光らなければ行けないが、レンズがクリアならオレンジの球を、レンズがオレンジなら球はクリアでいい。
で、取り寄せたのはクリアとアンバーのLEDだが、どちらもシングルタイプでピンは180度平行だった。
で、まずプジョーの前面ウィンカーを交換しようとしたら、これが入らない。ん? よく見るとソケットのかぎ裂きが平行ではない。これは150度タイプだったわけだ。これで180度シングルというタイプのLEDは使い道がなくなった。
ストップランプには取り付けはできたが点灯しなかった。これはダブルタイプのソケットにシングルの球をつけたから。
さらには、ウィンカーはたとえ点灯したとしても、シャカシャカシャカ……とフラッシュ状態になる。これは球切れを起こしたときの警告なわけだが、球切れを電圧低下で感知するため、消費電力の少ないLEDにすると球切れだと誤認して警告されてしまうわけだ。
ちなみに、白熱電球のみだと約144W消費、白熱電球とLEDの混在だと約102W消費、LED のみだと約18W消費だとか。
そのフラッシュ現象を防止するための専用リレーまで売られているが、そこまでしてLEDに交換する意味があるか? ということになる。
ウィンカーに関しては素直に普通の電球にしておいたほうがよさそうだ。テールランプやブレーキランプも、車によっては運転席の警告灯がつくかもしれない。
というわけで、豆電球類に関してはLED化を断念したほうが無難そうだ。
無駄遣いになってしまった。
で、それよりもX90のヘッドライトが暗いことがずっと気になっていた。点灯時のバッテリーの減り方も激しいから、これこそHIDかLEDに替えたいところ。
X90のような古い車のヘッドライトはたいていH4というタイプで、1つの電球の中にフィラメントが2つあってハイ/ローを切り替えるようになっている。
プジョーはH7というタイプで、ローはつきっぱなしで、ハイにしたときは別のバルブが追加でつく形。
H4タイプのハロゲン球をHIDにした場合、ハイ/ロー切り替えが難しいらしい。タイミングがずれてパッシングができないとか、いろいろなリポートがある。
そこで、どうもHIDよりLEDにしたほうが楽そうなので、
LEDのバルブセットを注文してみた。⇒これ
Amazon.co.jp限定 H4 Hi/Lo 25W LEDヘッドライト 1800LM 白12v24v左右set
これがそう↑ 今までのバルブを外してこれを入れるだけだから、取り付けは簡単だった。バルブの後ろに放熱用の小さなファンがつくのだが、どれだけ効果があるのか? 音もほとんど聞こえないのでファンが回っているのかどうかもよく分からない。
リレーボックスみたいなやつをどこに固定するかでちょっと悩んだ。片方はどうしてもビスを入れる場所が見つからなかったので、両面テープだけでつけた。
で、これはうまく点灯したのだが、どうもハイ/ローがあまり変わらないというか、ローの光軸が上すぎる。前からその傾向があったので、光軸調整しないと対向車が迷惑するだろう。
調整ネジがよく分からなかったので(見た範囲では見つからない。バンパーを外さないとネジが調整できないのかも)、明日あたり持ち込んでやってもらおう。