2013/08/27
復活の沢 冬支度

復活の沢を見に行ったら涸れていた。
水田への水がいらなくなり、上流側で水量を絞られたため。一応、沢の流入口には石で堰が作られて、沢の流入口から沢へ水が流れるようにと配慮してくれていたのだが、水が素通りしていて沢側に全然入ってこない。
一応、堰を少しいじって応急処置したが、このままだとまずいので、しっかり土留め(水止め)して、沢側に水が全部流れ込むようにしないといけない。
材料を揃えて出直しだな。
ついでに、ほぼ干上がってしまったU字溝部分にツチガエルのオタマジャクシがいないかどうか、泥ごとすくい取ってみた。
ツチガエルはオタマのまま冬越しするので、冬の間でも水が溜まっている場所がないと地域絶滅する。
復活の沢の周辺、ごく限られた場所にだけツチガエルがいるのはなぜなのか? どこかにオタマが越冬する水たまりが残っているからだと思うのだが、この水が溜まったままのU字溝は去年から今年にかけて、何度も干上がり、あるいは泥さらいをきれいにされて露出していた時期もあるので、オタマが越冬できたはずはない。
ではどこで越冬しているのだろうか?
謎のままだが、沢の周辺では、目下、ものすごく小さいツチガエルがかなりの数ピョコピョコしている。これは今年生まれたやつだろう。ということは、オタマで越冬するのは無理だと分かって、環境適応し、冬が来る前になんとか急いで?変態するようになっているのかな。
そんな気がする。
で、本当にそうなのかどうか、ちょうど水が干上がってしまって泥になった部分を網で掬ってみると……。

↑ん? これは……??
↑なんと、オタマではなくサワガニが出てきた。
サワガニは今までもここで何度か見ているが、どうやって生き延びているのか、本当に不思議だ。
サワガニのためにも、復活の沢はとにかく涸らさないようにしたい。
2013/08/28
沢の流入口を管理するために、コメリで土嚢袋10個とベントナイト2袋を買った。
ついでに飯。
渡辺さんと3時から作業しましょうと約束したので、近場で済ませる。
コメリのはす向かい、とんかつのお店「石川」へ。
ここは安くてとてもおいしいのだが、夫婦だけでやっているので注文してから出てくるまでやたら待たされるのが難点。
こないだと同じ「マグロ刺身+ヒレカツ」定食1000円を注文。
注文した後で、あ~、チーズカツとかポークステーキとかもあったんだなあ……失敗した~と後悔。
30分近く待たされて出てきた定食は、やっぱりおいしかった。このお店は仕入れがうまいのだろう。素材のよさを感じる。
マグロの刺身もうまい。1000円でサクサクのカツとマグロが楽しめるのだから、内容的には文句のつけようがない。

ついついこないだと同じものを頼んでしまった

ど~んとした内容で満足。常に混んでいるのも頷ける

サクサクのカツ。野菜もたっぷりなので栄養バランスも良好
さて、ちと食い過ぎで胃が苦しいが、これから土嚢袋でU字溝堰き止め作業。
渡辺さんちで土嚢5個作ってから現場へ。
これが意外に大変で、どうしても水が漏れてくる。
仕方なく、5袋積んだところで一旦戻って、もう5袋作って追加した。

ここをしっかり堰き止めないと沢側に水がいかない

こんな感じ

堰き止めた後ろ側の水たまりを網で掬うと、小魚が何種類も入ってきた

沢、今のところしっかり復活

水が流れている沢は見ていて気持ちがいい

家に戻り、オオカミ池を見ると、ミニツチガエルが石の上に乗っていた

この池でもツチガエルが増えないかな……
沢が流れていたときはドジョウもサワガニもいっぱいいたという話だから、その頃の生き残りがまだ、辛うじて復活の沢周辺に棲息しているのだろう。
田んぼに水が入らなくなった時期でも沢が1本残っているだけで、どれだけの生き物が助かるか。
でも、その沢は寸断され、今やU字溝から水を分けてもらわないと沢の姿にならないという情けない状況。
ほんと綱渡りみたいなことをやっている。
そうそう。U字溝の底を網で掬ったら、オタマが1匹だけ入ってきた。何度やっても他にはいなかった。
今の時期にまだオタマだということはツチガエルかと思うのだが、このままU字溝にいたら生き延びられないので、家に持ち帰り、方舟に入れた。
1匹だけというのがなんともなあ。
ほんとにツチガエルのオタマだったんだろうか? 成長が遅れた他のカエル? いや、ツチガエルだろうなあ。
だけど1匹じゃあ、まずカエルにまではなれないだろう。
後は運任せ。
♪♪
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のぼみ~日記の写真は主にオリンパスXZ-10で、他にフジフィルムXF1、X-S1 でも撮っています
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