2013/08/08の6

壊れた狛犬と太鼓橋と石屋さんと野良猫母子


じゃあ、帰ろうと、来た道を戻る途中、352号線沿いの神社に狛犬が見えたので急停車。
地図で確認すると、磐裂根裂神社というのかな?


阿像の顔はほとんど分からないほど壊れている


吽像は比較的まともに残っている


安政5(1858)年


江戸獅子になりきっていない初期の頃のタイプ



ところが、このときは気づかなかったのだが、後でグーグーさんのサイトを見ると、この狛犬、2005年9月時点ではここにはなかったようだ。
というか、この神社はまだ奥にど~んと広い境内が広がっていたのに、入り口だけ見て帰ってきてしまったらしいことを後から知った。
暑かったせいもあるだろうが、小さな祠みたいなものかと思ったのだ。

で、中まで入らなかったもうひとつの原因は、入り口のところにいたネコに気を取られていたから。
太鼓橋の下で黒白の野良猫が寝そべっていた。

ネコの写真を撮っていたら、軽トラックが停まって、中からおっちゃんが下りてきて話しかけられた。
「これはうちで作ったんですよ」
はあ??

「よく車がぶつかってねえ、3度も壊れたの」
?? どうやら太鼓橋のことを言っているらしいと分かるまでに時間がかかった。
「あ? この橋のことですか?」
「え? 橋を撮っていたんじゃないの? ネコ? ああ、ネコを撮っていたの」
と、おっちゃんはばつが悪そうな顔をしたが、それだけだと悪いから、
「この橋、おたくで造ったんですか? ということは石屋さん?」
「そう。すぐそこで石屋やってます」
と名刺を差し出す。
「ネコを撮ってたの。このネコね。子猫3匹産んでねえ……」
などと言っていたのだが、そのときはまだ、そばに子猫がいることに気づかなかった。

あんまり近づいて逃げると悪いなと思って、ある程度距離をおいてカメラを向けていたせいもあるのだが、子猫があまりにも小さすぎて、しかも動かず半分草に隠れていたから分からなかった。
後で写真を見てようやく分かった。
4匹もいたんだな、と。

猫がいるなあ……と思って写真をとっていたら、石屋の社長に話しかけられた


この段階で、まだ横にいた子猫に気づかなかった


車に戻ったら、助手さんが「もしかしてそばに何かある? あれ、死骸?」などと言っているので、確認のために戻ったら……


驚いて親猫が後ずさり。確かに横に何かいる


↑後でトリミングして拡大してみた。
3匹じゃなくて4匹いたようだ。
親猫がいたし、そのままにしてきたが、あんなところで生き延びられるのだろうかと気になってしょうがない。

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