2013/05/21-22
川内村のモリアオガエル 発売中

横浜~四ッ谷と回って、夜、家に帰ってきたら奇譚クラブから「川内村のモリアオガエル」フィギュアが3セット(30匹)届いていた。
これは僕も隠れアドバイザー兼写真提供でちょっぴり協力した。

さっそくちょっかいを出すのぼるくん

↑この解説チラシの中で、「チェック!」ってあるやつは、うちの池でカエルになったポチ。
ポチはオスで、2年目か3年目、雨池で必死に♀を求めて鳴いていたが、産卵できるだけの成熟したメスが現れず、2011年までは子孫を残せなかった。
ところが、原発人災の後の2012年夏、ついに雨池の上に初めてのモリアオの卵が産みつけられた。
僕たちはそのときには日光に移り住んでしまっていたので、ポチたちが悲願達成した瞬間を見守ることができなかった。
本当に無念だった。
でも、こうしてポチの姿が「川内村のモリアオガエル」として解説チラシに載り、ポチの仲間たちをモデルにしたフィギュアが作られ、多くの人たちに「川内村のモリアオガエル」を知ってもらうきっかけになるのだから、人間社会もまだまだ捨てたものではないのかもしれない。
奇譚クラブさんありがとう!
これ、すごくよくできている。
マグネットのやつは、さっそく冷蔵庫やトイレや玄関ドアにペタペタとくっつけた。

さ~てと、どこに置こうかな

トイレに一匹

大をしていても見えるように、トイレの棚にも一匹

もちろん冷蔵庫にも

反対側にもペタペタと

玄関にも

玄関の外にも

オオカミ池に置くと、まあ、なんの違和感もないわ

なんだなんだと顔を出したツチガエル

ここにも

ここにも駄目押しで
すでに発売中で、アマゾンでも買えますよ。
セットでも単体でもどうぞ。単体は、ストラップタイプとマグネットタイプがあります。ストラップタイプは黄緑、斑紋少ないやつ、アルビノ(黄色)の3種のみ。
ちょっと考えてみると、今の世の中、こういう真面目な商品って、本当に少ない。
破壊的ゆるキャラみたいなしょーもないものを笑いながら楽しむ、といった心の余裕も必要だろうが、世の中がそんなのばっかりになってしまったら嫌だ。テレビを中心とした日本のマスメディアの世界では、すでにそうなってしまっている。
才能のなさや天然ボケを揶揄しながら無意識のうちに優越感を味わうといった人たちが多いことを知って、メディア側は最初から「ウケ」を狙った番組作りや人選をする。芸能人もそれを学んで、巧妙に自己演出し、要求に応える。
こういう世の中にあっては、真面目にやってそれなりに愛されることがとても難しくなってしまった。
……そんなことを考えさせるほど「真面目な」作りの商品だよね、これは。
救われる。
↑本日のお勧め
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このページの写真はフジフィルムのXF1で撮っています
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