2012/02/16の3

多気山不動尊の埋もれていた狛犬


……で、これまた暗かったのでもうちょっとで見過ごすところだったが、蔓草にすっかり埋もれている狛犬らしきものがあるではないか。
絡まった蔓草を懸命に取り除いてご対面。

暗くて全然分からない


台座の上の足だけ見えている


この足もよく彫られているね

背中側、ようやくこれだけ露出させてみた


台座には嘉永元年(1848)とある


それにしても、これはあんまりにも可哀想


顔はどこだ~?


怪しいおじさんを見上げる吽チームの面々


ようやく顔が出てきた


暗くて見えない。しかも逆光だし。顎が落ちてますね、残念


こちらは吽。なかなかしっかり彫られたいい狛犬だ

もう、写真を撮れる限界まで暗くなってきたので、今日は充実した気持ちを抱えて帰りましょう。

今さらですが、これが本殿


帰りは別ルートで下りられる

このはじめちゃん、狛犬探検隊のぐーぐーさんはすでに報告済みなのかしら……と、うちに戻って確認したら、あら~、やっぱり先を越されていた~
でもまあ、下調べして確認しに行くより、こんな風に偶然見つけた興奮が味わえたのでよかったわ。

この3対の狛犬はもともとここにあったのだろうか。それともどこかの神社から持ち込まれたのだろうか。
元々あったのなら、おそらく下にあるほうが古い。いちばん新しいのが文化元年(1804)だとすれば、驚異のはじめちゃんはいつ頃だろうか。1700年代という可能性もありそうだ。
阿像の頭にあるのはおそらく角ではなく宝珠。であれば、宝珠型が流行った頃かもしれない。そうすると1700年代はないか……。
しかし、栃木の狛犬は面白い。情報が伝わっていく過程が推理できる。

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