10/04/03

産みたて卵だった


朝、先に起きていた助手さんが、「マツモ池に新しい卵があるよ」と言う。カメラを持って確認。ああ、ヤマアカガエルがまた産んだんだね。きれいな透明のゼリー状の中に、黒い粒。見慣れたヤマアカガエルの卵だ。
で、昨日の謎の卵を見に、山葵池まで下りてみると……あれれ? 昨日、謎の卵のあったところには、しっかりとヤマアカガエルの卵がある。なんだ??
どうも、昨日見たのは産みたて卵で、あれが1日経つと水を含んで卵核の周りが膨らみ、見慣れたゼリー状のつぶつぶになるらしい。
産んだ直後はずっと小さくて、黒い核がぎゅっと固まっている状態なのか……。
なるほどね。あれだけの体積のものがアカガエルの腹に収まっているとは……と不思議に思っていたが、これで謎が一つ解明された。産んだ直後はそんなに大きいわけじゃないのね。水をどんどん含んでたちまち膨らんでいくのね。
カエルの観察6年目。まだまだ知らないことがいっぱいある。

↑昨日見たときはこうだったのが……
↓1日経つとこんな風になっている


産んで1日くらい経つと、こんな風に透き通ったゼリーで覆われた形になるのね


で、雨池、土手池はどうかいなと見ると、土手池の土手が崩れて池がピンチ。土手池の正体はビニールプールだから、冬の間に空気が抜けて縮んでしまい、その分、外側から土の圧力で崩れたようだ。水も減っているので、内側からの圧力も足りないのだろう。
メンテしなければいけないのだが、すでにこれだけ埋めてしまうと、空気注入口がどのへんだったか忘れてしまった。
仕方なく、空気の補充は諦めて、水を満杯まで入れて形を整えることにした。一回り縮んだ気もするが……。

土手が崩れて隙間が空いてしまった土手池の縁


水を足したら、なんとか格好がついた


朝飯(といっても、わが家では朝飯が正午過ぎ)前の一仕事だった
ゴロは今日もどてっとしている。ウサギには見えないねえ、これは


ジョンのお散歩に出たら、トラクター連隊が移動中。あれ、後ろはジョンの飼い主じゃないの。いよいよ、あちこちの田圃で田植えの準備ですね。
高齢化が進み、放棄される田圃が多い。ジョンの飼い主は僕より若いので、ここ数年はあちこち頼まれて、代理で米作りをしているみたいだ。

田圃はこんな花で少しずつ生気を取り戻している


夕方、岐阜営業所からイチゴが届いた。「これでも食べて元気出してね」というメモが添えられていた。このところ、阿武隈日記が暗いからか(^^;;
あっちゃんに頼んだ残り2曲のキーボードデータが上がってくるまで、JASRACへのもろもろの手続きやら、ジャケットの制作などをしているところ。印刷物の作成は本当に面倒だ。もうひとがんばり。

で、今日(4日)は作業を中断して、これから津田沼まで穴吹さんの弔問へ。
穴吹さんには一度モリアオガエルの子を見ていただきたかったなあ。

穴吹さんに誘われて書いたAICの連載コラム『デジタルストレス王』の全面書き直しバージョンとして書籍化↓

日本のルールは間違いだらけ 実は世の中こんなにいい加減だった! 

日本のルールは間違いだらけ』(講談社現代新書 10月15日発売)

第一章 日本語のルールはこんなにおかしい 第二章 交通ルールのバグで殺される 第三章 性風俗は曖昧ルールの九龍城 第四章 法律はお上のご都合次第 第五章 公職選挙法という不条理

JIS漢字の1%は「存在しない」文字、福知山線事故は大隈重信の責任?、ソープランド誕生秘話、PSE法という大量破壊兵器、自公政権は本当なら2003年に終わっていた、裁判員精度は無理である……などなど、AIC(Asahi Internet Caster)で5年あまり連載された「デジタルストレス王」の中でも、反響の大きかったコラムを全面改定&大幅加筆、改訂。「愚ルール五悪の法則」というセオリーの下にまとめあげた読み物。

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