阿武隈日記 07/07/18

オタマ大ピンチ!!

上智ライブが無事終わった翌日、ゴロの薬をもらい、『シンプルに使うパソコン術』の念校を直して、夜、しとしと降る雨の中を一路阿武隈へ。
颱風でオタマはみんな流されてしまったのではないかしらと心配。
到着したときは日付が変わっていて、まっ暗だったが、懐中電灯の灯りを頼りに2つの池を回る。
マツモ池は水量が思ったより少なかった。オタマは無事に見える。
山葵池は伸びた草をかき分けながら下りていかないといけないので夜が明けてからにしようと一旦は家に入ったが、どうしても気になって、懐中電灯を持って下りていった。
……ん?
あれ?
池が……ない??
池があるべき場所に水がない! 大ショック。
颱風で大量の土砂が流入して埋もれてしまったのだ……と、思ったのだが、違っていた。水が溢れていることばかり心配していたのだが、逆に、水が抜けてしまっていたのだ。
沢の流れが強くなり、池の流入口の水位を調整していた石が全部流されてしまっていた。それで流入口が水面より上になり、水が入らなくなってしまったのだ。
懐中電灯で照らすと、泥の中でオタマたちが佃煮のように固まってもがいている。
すぐに沢に入り、石を積んで池に水を入れた。どんどん水が流入して、数分後には元通りの池になった……はず。なにせまっ暗なのでよく分からない。
懐中電灯の灯りの中で、オタマがまた泳ぎ始めているのを確認してから家に入った。
しかし……まいったな。あと半日戻るのが遅かったら全滅だったな。

この石組みが流されていた↑ 今度は少し大きめの石で流されないように組み直さねば。
4時間寝て、霧雨が降り続く朝、池を点検。沢の水位は通常よりはるかに上なので、流入口からはかなりの勢いで水が入ってきている。池は元通り。
何か所かでオタマが群がって何かの死骸を食べている。最初は、死んだオタマを食べているのだと思ったのだが、よく見ると違っていた。
岩魚だった。
3匹、流れずに池に残っていた岩魚はずっと生きているだろうと思っていたが、水が抜けて死んでしまったのだ。池に入れたときは2、3センチだったのに、7、8センチにまで立派に成長していた。可哀想なことをした。
この岩魚たち、おそらくオタマを食べ放題食べて大きくなっていたに違いない。水が抜けたことで、立場が逆転。オタマに食べられる羽目になるとは……。屈辱的な人生だったろうなあ。
岩魚は全滅したが、オタマは全員無事だった。オタマの死骸はどこにも見あたらない。強いなあ。水が抜けた池で、泥に埋まりながら生きていたのだ。しかも、水が入るなり復活して、岩魚の死骸を見つけて食べている。
後ろ脚が生えているやつもいる。何匹かはもう蛙になって池を出ていったに違いない。

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