阿武隈日記 06/05/13

Optio X で再挑戦

Optio X の実力をまだちゃんと引き出していない気がして、さらに使い込んでみることに。
まずは、室内撮影で、F2.7~というレンズがどれだけ威力を発揮するのか検証。
これは『デジカメ写真は撮ったまま使うな! ガバッと撮ってサクッと直す』(岩波アクティブ新書)の中でも明暗が極端な作例として挙げた写真。Optio X でも撮ってみた。
Model - PENTAX Optio X
DateTime - 2006:05:12 19:57:05
1/4秒、F4.8、ISO:320、f=17.4mm(35mmFilm換算で107mm)

ストロボは発光禁止にして撮ると、1/4秒までシャッター速度が落ちている。これで手ぶれするなというのは無理な話。最近注目の手ぶれ補正機構も搭載していない上に、ホールド性が悪い薄型カメラだから、ロングシャッターで撮るのはとっても大変。
上の写真を、Photoshop Elementsを使って補正してみた。まあ、なんとか見られる程度にはなる。
1/25秒、F2.8、ISO:160、f=6.8mm(35mmFilmで41mm)
白熱球(正確には電灯色の蛍光灯)の部屋で、ホワイトバランスをAutoで撮ったもの。
ワイド側で撮るとF2.8で撮れるので、シャッター速度も1/25秒まで上げられる。望遠で撮ったのはどれも手ぶれがひどくて見られなかった。Exif情報を見ると、F4.8で1/6秒になっている。まあ、1/6秒ではぶれるのは仕方ない。
同じ条件で、ホワイトバランスをマニュアルで撮ってみた。白無地を探すのが面倒だったので、壁=白で設定。
1/50秒、F2.8、ISO:160
今度は内蔵ストロボを使って、ホワイトバランスはオートに戻して撮ってみた。
ぶれずに写ります、という程度の写真だなぁ。実際、シャッター速度が倍に(半分の時間に)なっている。ストロボのせいで、弦が飛んでしまっているし、全体にテカって味わいがない。
1/100秒、F:4.8、ISO:160
f=17.4mm(35mmFilm換算で107mm=望遠端)
Optio X にはいろいろなシーンモードがあって、「ペットモード」なんていう怪しいのもある。アイコンは白い犬、グレーの犬、黒い犬、白いネコ、グレーのネコ、黒いネコで、6つのサブモードがあるのかと思いきや、説明書を読むと「犬と猫のアイコンは同じものです。お好みでお使いください」なんてある。ユーザーをバカにするのにもほどがあるなあ。
しかも、ストロボ発光禁止にしておいても、このシーンモードで「ペット」や「花」を選ぶと、状況によってはストロボが発光してしまう。バカにしとるなあ。
で、赤目軽減もなにもなくて、しっかり真っ赤な目になる。
上の写真を、Photoshop Elementsの「赤目補正ツール」で直してみた。目の部分を赤目補正ツールのアイコンでクリックするだけという簡単さ。あらら、こんなにうまく直してくれるのね。すごいな、これは。
ちなみに、頑張ってストロボを使わず、後からガンマ補正で明るくしたのが下の写真↓
ストロボ使わない
1/4秒、F4.8、ISO:320
1/4秒で、ISOも320までいっちゃっていれば、まあ、このくらいあれるのは仕方ない。
室内ではレンズの明るさがいかに大切かが分かる。望遠を使うとF4.8になってしまうから、遠くても広角で撮って、後からトリミングしたほうがきれいに撮れそうだ。

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