阿武隈日記 06/04/14の2
タオル掛け
夕方になってから、前から懸案だったタオル掛け製作に挑戦。
杉の棒を1本壁に渡すだけのことなのだが、結構大変だったりして。
- 杉の枝を拾ってくる
- 皮を剥く(これが面倒。鉋と鉈を使用)
- 表面をサンドペーパーで磨く(念入りにやらないところがいけないところ)
- 片方は全面の壁に直づけ、手前側は側面の壁に隙間を空けてつける
- 隙間の部分をどうするか悩んだ末、細い竹を2cmくらいに切って挟んでみた
- それを突き通す長い木ねじが見つからず、家中、倉庫中、物置中探す
- ようやく1本だけみつけるが、頭が大きいし、まだ短い
- 枝にドリルで凹みを開け、そこに木ねじが沈み込むようにする
- 取り付け後、凹みに木調パテを埋め込む
ざっとこれだけの手間がかかるのであるなあ。たかが棒1本を壁に付けるだけで。
家具職人さんや建具屋さんの手間って、ほんとに大変だなあ。
お口直しに、獏工房の池田さんが作った椅子を再度ご鑑賞くださいませ↓
一緒に写っているのは、田村博製作のフラメンコギター。1976年製だったかな。
田村のフラメンコギターはこの後、田村さんが引退してしまったので入手不能になった。これは田村のフラメンコギターではいちばん安い定価6万円のもの。表板は糸杉。買った当時はもっと白っぽかったけれど、すっかり日焼けしてしまった。
駒が3度くらい剥がれた。最後は自分で接着剤(100円ショップで買ってきた瞬間接着剤)ではりつけた。
ネックの反りも何度か直した。もうこれ以上は無理。
音はとても気に入っている。乾いていながらも、日本的な音。
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