阿武隈日記 05/12/24

タイル貼り

雪の中、主を待つ左官屋さんの二輪駆動のディーゼルトラック

連日、外は零下。大工さんがいなくなった現場に、毎日、左官屋さんがやってきて、ひとりで作業を続けている。クリスマスを挟んだ三連休もなし。早朝、凍結した峠道を二輪駆動のトラックで、ツルツル滑りながらやってくる。セメントは寒い戸外で手練りだし、ほんとに大変。
タイル貼り開始。端で幅の狭いタイルが出ないよう、両端を同じ寸法で切るなど、細かな計算がされている。これがプロの仕事なのね。

結局目地は白にしてもらった
壁側のタイルが張り上がった。目地の色でかみさんとああでもないこうでもないと議論。黒にするか白にするか灰色にするか。
「いいですよ。貼る前ならなんぼでも悩んでくれて。どうにでもしますから」
タイルの色を決めるのも、設計のしょうかんさんも入ってずいぶん揉めた。つきあわされる左官屋さんも大変だ。
結局、壁のタイルの目地は無難に白。床はグレーのタイルなので、思いきって真っ黒な目地に決めた。黒い目地剤というのはないそうで、普通のモルタルに墨をまぜて作るとか。
壁の漆喰は塗り終わったので、仮留めしてあったハロゲンスポットライトをしっかり固定
コンセントだけはふんだんにある。一階だけで11箇所×3連だから、33個口。ロフトが2箇所で6個口。屋外にも2箇所で合計45個口。
木製コンセントプレートはダイソーで1個100円。
ロフトはこれで完成。あとはサッシに網戸を入れるだけ。サッシ屋さん、数日前に来る予定だったが、ノーマルタイヤの二輪駆動トラックでいわきを出発したものの、山道を登りきれずたどりつけなかったとか。諦めてUターンしたらしいのだが、それだけで5、6時間かかったそうで、なんとも気の毒。スタッドレスを履いていても、二輪駆動では凍結路を上るのは無理じゃないのかしら。
まあ、冬の間は網戸はいらないから、いつでもいいのだけれど。

一昨日、トイレもついた。まだ配管はつながっていない。
ナショナルのCH713Sという洗浄便座とタンクレスの便器のセット。人間が入るとセンサーが自動関知して便座カバーをウイ~ンと持ち上げる。ロボットみたい。これがなんとセットで6万7000円。定価だと20万円以上する。安売り店でも12万円くらい。ヤフオクで在庫処分しているのに遭遇して、即購入。ラッキーだった。
ただ、便器が入ると意外と狭いことが分かった。ごつい木製のトイレットペーパーホルダーを購入してあるのだが、どこにつけるべきか……。リモコンの位置は変更かな。

今日はクリスマスイブ。お酒が一滴も飲めないという左官屋さんに、小さなクッキーの箱を渡して見送った。
明日も日曜日だけどやって来て、風呂の土間のタイルを貼るという。
玄関の土間コンと外のアプローチ階段は春になってから。
タイルが張り上がれば、トイレと風呂場の引き戸(建具屋さん)と、給排水の配管をつないで終了。
きれいに掃除をしたら、床や階段の塗装が待っている。塗料が足りそうもないので追加発注しておかなければ。高いんだなあ、ノンロットという塗料。


一つ前の日記へ一つ前の日記へ    目次へ         次の日記へ次の日記へ

★タヌパック音楽館★は こちら