阿武隈日記 05/12/20

地吹雪


14日はこの土地を買った(契約した)一周年記念。
ささやかなお祝い気分に浸ろうと、都会で見ると馬鹿にしている電飾を、庭につけてみた。ホームセンターで売れ残っていたのを1500円で買ったもの。
長いモールだと思っていたら、四角形の網状になっていて、さまざまなパターンが描かれ、動くという凝ったものだった。
日本列島すっぽり寒波に覆われ、九州まで雪が降っているらしい。ここは、寒さは半端じゃないけれど、雪はそれほどでもない。ただ、風がすごいので、積もった粉雪が吹き飛ばされ、地吹雪状態になる。
この景色に惚れて、無理して買ったこの土地。去年は年末にこの状態になったが、今年は雪が早かった。1年経ってみて、愛着はますます強くなる。
この地吹雪の中、工事は最後の追い込み。
外での作業は本当に大変。木工事はほとんど家の中の作業だが、設備屋さん、左官屋さんは特に辛そう。
職人さんたち、異口同音に「今年は異常だな」と言う。例年なら12月いっぱいは十分仕事ができたのに、今年はこの寒波と雪で予定が狂いっぱなし。
玄関前のステップは、コンクリートが凍結して打てないので、来年春に持ち越しとなった。
お風呂場とトイレの床、洗面台を塗装した。ノンロットのクリアクリーンという塗料は水のようにサラサラで非常に塗りやすい。塗っても色がまったくつかないので、塗ったのかどうか分からない。木の地肌をいかしたい場合は最適。欠点は高いこと。4リットル缶が8500円もする。
塗料はどんどんいいものが発明され、売られているようだが、塗装屋さんは高価なものは使わない。自分で塗料を選び、塗るに限る。
ロフトの照明、一階天井照明などは、とりあえず予算がないので剥き出しの電球で済ます。
レセプタクルはホームセンターで1個390円。電球型インバータ蛍光灯はスーパーの特価で550円だった。
トイレのドア(木製引き戸)の間口を大工さんが間違えて大きくとってしまったとかで、幅を調整するため、こんな飾り棚がついた。怪我の功名というやつ。

設計士・しょうかんさんがこだわった玄関脇の格子。
わざわざこの格子だけの設計図面まで描いていた。
最初は黒っぽく塗ってアクセントにするつもりだったが、玄関ドアが白木で上がってきたため、白木のままそろえることに。
零下の中、ノンロットクリーンを塗った。
これにてめでたく木工事は終了。大工さん引き上げ。あとは左官屋さんと設備屋さん。明日から内部の漆喰壁塗り、風呂場のタイル貼り、水回りの仕上げなどが始まる。



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