2011/03/31の2

息抜きに~ケータイの内蔵カメラ

毎日息苦しいので、少しガス抜き。
「平時」の阿武隈日記っぽいものを書いてみる。

一昨日、駅まで歩いて行き(坂道を片道約3km。ジョンがいないので運動不足解消のため)ケータイを機種変更してきた。
こんなときにそんな面倒くさいことはしたくないのだが、どうも村の人たちが言っていたことが気になっていたのだ。
川内村では、地震の直後から、ケータイは全部不通になった。
DoCoMoもauもダメ。(ソフトバンクはもともと圏外)
ところが、複数のauユーザーが「新しい機種だと通話できる場所があるけれど、古い機種だと全然ダメ」と言う。そんなことがあるわけないと思っていたのだが、先日の、救援物資を届けた先の人からケータイに電話がかかってきたので、切る前に確認してみた。
「村にいるんですよね。ケータイが通じるようになったんですか?」
「いえ、ケータイはどれも通じないんですが、うちは家の外にアンテナを建てていて、そこにつないでかけてます。それでも地震の直後は通じなくなっていたので、郡山まで行って新しい機種に変更したら通じるようになったんです」
う~~ん。そんなことってあるのだろうか。つながるつながらないに差が出るなんて。

もうひとつ、周りの人たちのケータイが緊急地震速報を受信しているとき、僕のケータイはうんともすんとも言わなかった。メニューを見てもそんな項目はない。ちょっと調べてみたら、緊急地震速報は新しい機種じゃないと対応していないということが分かった。
このケータイ、そんなに古かったっけ?
日立のW43Hという機種で、調べたら2006年秋のモデルだった。当時は、ワンセグ搭載、オサイフ機能付きとかで、最先端を行っていたのだがなあ。4年半かあ。でも、バッテリーの持ちも問題ないし、無骨だけれど、壊れないし、買い換えるなら次はDoCoMoにしようと思っていたのだ。
ところが、村ではauは新しい機種なら村はずれあたりでつながることがあるけれど、DoCoMoはどこに行ってもつながらないという。だったら、とりあえずauで機種交換してみるか……と、駅前のお店にまで行ってみたのだった。

そうしたら、「このケータイを探しています」なんていう大きなポスターが貼ってある。ナショナルのFFファンヒーターの回収騒ぎみたいな感じだ。
よく読むと、電波帯の再編成で、来年、使えなくなる機種があるから早めに機種交換してくれ、と書いてある。お店のおねえさんも、「ああ、これですねえ」と僕のケータイを見て、ちょっと呆れたような顔で言った。
「こういうお知らせが行っていませんか?」と、大きな冊子を見せる。来ていたかもしれないが……。
で、機種変更したのである。
変な額縁型ディスプレイ(これにも通信回線がくっついていて別途契約)とセットで機種変更すると500円というのがあって、そんな余計なものはいらんと言ったのだが、計算すると、月々の最低使用料を支払っても、1年後に解約してしまえば、それをつけないで普通に購入するより安くなると分かった。
ポイントが8000円以上貯まっているそうで、結局、500円もそのポイントから出したので、一銭も払わなかった。
機種変更すると、月々の基本料金も安くなるらしい。
とにかくケータイの世界はあまりにもぐちゃぐちゃでよく分からん。

この500円、というか、実質0円で機種変更したケータイは、X-Rayとかいう、スケルトンの変なモデル。
iida XRAY

まあ、普通に使えそうなので、よしとした。

2011/04/05

あいちゃん送別会

テレビライフの編集者・あいちゃんが3月いっぱいでリストラ退職。
多分、東京ではもう職は見つからないだろうから、故郷の会津に帰るという。「その前に一度ご挨拶にうかがいたい」というので、新百合ヶ丘駅前の喫茶店で3人だけの送別会?をやった。
あいちゃんとはテレビライフ創刊からのおつきあいだから、かれこれ30年になる。彼女は独身のままテレビライフ編集部一筋で30年。僕はその間、鳴かず飛ばずのまま、越後で家を失ったり、今度は阿武隈で放射性物質と向き合うことになったり……でも、大した波乱のない30年。

いつもながら、ぎょっとする大きさ


これはアイスティー


グレープフルーツスカッシュ


ピザは不思議な味。サンドイッチはパンがぱさついていて、いちばんいいのはホットサンド


家に戻ると、庭の桜がそろそろ五分咲きか


木蓮は上から咲き、櫻は下から咲くのね

2011/04/07


2日経って、9分咲きくらいになった


庭に降りて撮ってみた


木蓮、上のほうの枝はすでに汚く散り始めているが、下の花はきれい


ここにたぬちゃんが眠っている。今年も咲いたよ>たぬ


複雑な思いで見上げる2011年春の櫻

一つ前の日記へ一つ前へ    abukuma.us HOME    takuki.com HOME      次の日記へ次の日記へ



あのとき、さまざまな偶然が重ならなかったら今頃日本は本当に「終わっていた」ということを、的確に分かりやすく解説。 ご案内ページは⇒こちら
A5判・40ページ オンデマンド 中綴じ版 580円/平綴じ版 690円(税別、送料別)
製本の仕方を選んでご注文↓(内容は同じです。中綴じ版はホチキス留め製本です)
製本形態

新マリアの父親
「フクシマ」を予言した小説と言われる『マリアの父親』の改訂版が「紙の本」で甦る。試し読みは⇒こちらから
A5判・124ページ オンデマンド 980円(税別、送料別) 


  タヌパックスタジオ本館   ギターデュオKAMUNA   あぶくま狛犬札所60番巡り   日本に巨大風車はいらない 風力発電事業という詐欺と暴力