11/01/09
SONY WX1を買った
つい先日、CanonのS90を買ったばかりなのに、立て続けにSONYのWX1を買ってしまった。ヤフオクで中古を送料込みで1万1000円。
上の写真は、左からPanasonic LX3、Canon S90、SONY WX1を並べてみたところ。
大中小ときれいに並ぶ。重量は、LX3はWX1の倍くらいある。

電源をオンにしてレンズ部分を出したところ↑
この3台、スペックを比較するとこんな感じになる。
項目/機種 |
LX3 |
S90 |
WX1 |
撮像素子 |
1/1.63型 CCD |
1/1.7型 CCD |
1/2.4型 CMOS |
画素数(最大記録サイズ) |
約1000万画素(3648×2736ピクセル) |
レンズの明るさ |
F2.0-2.8 |
F2.0-4.9 |
F2.4-5.9 |
ズーム(35mmフィルム相当で) |
24-60mm |
28-105mm |
24-120mm |
重量 |
229g |
175g |
120g |
本のタイトルにもしているように、コンパクトデジカメに1000万画素はいらない。600万画素くらいで十分なのだが、現在は1000万画素以下のコンパクトデジカメはほとんど売られていない。馬鹿げたことに、上は1400万画素などというアホスペックにまでなってしまった。
問題は撮像素子の大きさ(面積)。撮像素子はフィルムカメラのフィルム1コマに相当する電子部品。フィルムと同じで、面積が大きいほどより多くの光を取り込んで記録できるため、画質がよくなる。
コンパクト機の撮像素子では、目下、LX3(現行機はLX5)の1/1.63型というのはいちばん大きい部類。
WX1は、SONYが開発した「裏面照射」型のCMOSを採用しているが、1/2.4型に1000万画素は多すぎる。
しかし、F2.4〜という明るいレンズがついて実売価格が1万円台はお買い得。
ニコンのS600(F2.7の単焦点レンズ+1/2.3型1000万画素CCD)も入れて、4台で比較テストしてみたら、きれいに値段通りの順番の画質になった。

Panasonic DMC-LX3
1/100秒、F2、ISO 100、露出補正 -1/3、5.1mm(24mm相当)

Canon PowerShot S90
1/40 秒、F4、ISO 80、露出補正 -1、6.0mm(28mm相当)

SONY DSC-WX1
1/125 秒、F2.4、ISO 160、露出補正なし、4.25mm(24mm相当)

NIKON COOLPIX S600
1/60秒、F2.7、ISO 100、露出補正 -1/3、5.0mm(28mm相当)
LX3、S90に比べると、WX1はやはり色味やコントラストが浅くなる。しかし、値段や大きさを考えれば、大健闘だろう。レンズの暗いコンパクト機なら、フラッシュなしでの室内撮影は厳しいから、こんな状況だとたちまち手ぶれを起こしたりノイズだらけになる。
広角側が24mmまで伸びているのも強み。
CMOSなので、連写速度は速いし、気軽に持ち歩くにはとてもいいカメラだ。
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