10/07/26

かとーさんちの池


散歩コースの一つのどん詰まりに、一軒の農家があって、そこの奥に立派な池があるという話を聞いていた。今日は思いきってそこまで脚を伸ばし、池を見せてもらった。
「こんちは〜」
「はい、こんちは」
「お宅には立派な池があるそうですねえ。何かいますか?」
「鯉がいるよ」
「あ〜、鯉かあ。じゃあ、モリアオは卵産めないですねえ」
「カエル? ああ、産まないねえ」
「でも、見せてくださいよ、その池」
「いいよ。そこを下ったところだ」
……というわけで、池拝見。
ほんとに立派な池で、鯉が泳いでいるのがなんとも残念。鯉がいなければ、絶対にモリアオが卵を産むだろうに。

帰り際、これも前から気になっていた、田圃に隣接した天然の水たまりも見せてもらうことにした。
「あの水たまりには木の枝が出ているし、モリアオが卵産みません?」
「モリアオガエルはいねえなあ。普通の茶色いカエルはいるけど」
「ヤマアカガエルとかニホンアカガエルとかですね」
「アカガエル……そう、それかな」

もう時期が終わっていて、オタマもあまり姿が見えなかった。田圃に放置されたポリバス(農家ではよくこういう光景がある。ここで農薬を薄めたりするらしい)に溜まった水の中で、オタマが何匹も泳いでいた。種類は分からない。アマガエルかな。

こんなところにもしっかり卵を産むカエルがいる


何ガエルかなあ。分からないねえ、これじゃ


おあつらえ向きの水たまり。探せば1年中なんか見つかりそう


カエルに興味のないジョンは退屈そう


念のため、サル池を確認。モリアオガエルの卵はすっかりなくなっていて、溶けずに干からびた残骸がひとつ残っているだけだった。しかし、この池での今年のオタマ確率はかなり高いはず。来年もたくさん産むことだろう。
サル池のそばで見つけた花↑


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